乾電池のおすすめ15選！繰り返し使えるニッケル水素電池も

乾電池は機器にセットすることで、電気を起こして機器に電圧を通してくれます。機器によって使える電池の種類やタイプが異なるため、なかなか購入しにくいと感じる方は多いのではないでしょうか。今回は「乾電池」の種類や容量タイプ、選び方などについてご紹介します。他にも乾電池の寿命や回収方法・捨て方、液漏れをした場合の処理方法についてもご紹介しています。

2024年02月24日更新

企画・制作：

HEIM編集部電池チーム担当

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普段使いにも非常時にも役立つ！
乾電池の選び方
乾電池を使うときの注意点
乾電池を処理する方法
乾電池のおすすめ15選
乾電池のおすすめ商品比較一覧表

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普段使いにも非常時にも役立つ！

リモコンや懐中電灯などが急に使えなくなる電池切れ、家の中を探してもストックがなくて困った経験がある方は多いのではないでしょうか。乾電池で動く製品はスマホやパソコンのように、電池の残量が目に見えないことが多いのでいざというときに困るものです。

そこで普段から乾電池を購入してストックしておけばいつでも使うことができます。乾電池は普段使う日用家電用品にも使えますし、非常時にあるととても便利です。まずはどんな乾電池を準備しておけば普段使いや非常時に役立ちやすいのかを知っておくと良いでしょう。

乾電池の選び方

乾電池には様々なタイプがあります。どれでも良いというわけではありません。そのものに合っているものを使うことで、電化製品などの性能を最大限に引き上げることができます。

主な乾電池の種類は3つ

乾電池には主に3種類あります。それぞれに特徴があるので、そこを踏まえた上で最も適している乾電池を選ぶようにしましょう。

パワフル・長持ち「アルカリ乾電池」

出典：Amazon.co.jp

アルカリ乾電池は現代では主流の乾電池です。一次電池と呼ばれる使い捨てタイプの乾電池です。化学物質を使った化学反応の力で電気を作り出します。アルカリ乾電池はその構造によって、放電時間が長くなっても電圧が低下しにくいです。そのため大きな電力が必要な非常用強力ライトや、頻繁に使うラジオなどの使用に適しています。

低価格で購入できる「マンガン乾電池」

出典：Amazon.co.jp

マンガン乾電池は、最近ではあまり見なくなりましたが現在でも販売されています。アルカリ乾電池と同じ一次電池で、化学反応の力で電気をつくり出す仕組みも同じです。アルカリ乾電池との違いは、液漏れがしやすいという点です。マンガン乾電池の構造上、長時間使い続けると液漏れの可能性が高くなります。しかし価格が安く、いくつもストックしておきたい方には人気です。普段家の中で使う小さな懐中電灯など、たまにしか使わないものであればマンガン乾電池の方が安上がりです。

繰り返し使える「ニッケル水素電池」

ニッケル水素電池は、二次電池です。二次電池は充電をして繰り返し使うことができます。そのため充電式電池とも呼ばれています。電気の起こし方はアルカリ乾電池やマンガン乾電池と同じで、化学反応の力を使います。ニッケル水素電池は充電時の化学反応によって発生するガスを内部で吸収して電力にします。そのため充電後に使わず放置していると3ヶ月ほどで放電されてしまいます。容量が大きく電気の持続時間も長いので、デジタルカメラなど長時間使い続けたい電化製品への使用に向いています。

乾電池のタイプは「単○形」で表示される

乾電池には「単○形」というサイズがあります。○に入る数字が小さくなるほど電池が太く、大きくなり、数字が大きいほど電池は細く、小さくなります。サイズを間違えると乾電池は使うことができません。あらかじめ、電化製品に合った乾電池のサイズを確認してから購入するようにしましょう。

テレビのリモコンに多い「単4形」

一般的な家庭で使われる乾電池の中ではもっとも細く、小さいタイプです。比較的新しいテレビのリモコンやパソコンのマウスなどに使われていることが多いでしょう。

小型の懐中電灯に使われる「単3形」

単4形電池よりも少し太めの乾電池です。目覚まし時計や比較的古いタイプのテレビのリモコンなどに使われていることが多いようです。小型の懐中電灯の中には単3形乾電池が使われていることもあります。

プラレールや時計に使われる「単2形」

大きめの時計やラジカセなどに使われることが多いタイプです。最近では人気のプラレールなどに使われることも多いので、子どもがいる家庭では何かと重宝するかもしれません。懐中電灯などに使われていることも多いので、非常用リュックの中に入っていると安心です。

非常用の大きな懐中電灯に使える「単1形」

一般的な家庭で使われる乾電池の中では、最も太く大きな乾電池です。大型の懐中電灯や、ガスコンロの電池などに使われています。単2形は電池自体が重いので、単2形を使った電化製品自体も少し重めになります。

使用推奨期限は必ず確認

乾電池には使用推奨期限があります。食べ物で言う消費期限のようなもので、メーカーが定めた使用に適した期限のことです。ほとんどの場合、乾電池本体の底の部分に記載されています。記載形式はメーカーによって異なりますが「01-20」「01-2020」などです。これはいずれも「2020年の1月が使用推奨期限」ということを表しています。「月」と「年」が通常の表記と反対になっているので、見間違わないようにしましょう。

使用推奨期限を過ぎた乾電池を使うと、事故の元になることがあります。液状や気体のガスを吸って人体に影響が出る可能性もあると言われています。購入してストックしておいた乾電池を使うときには必ず使用推奨期限を確認しましょう。

使用機器に合うかは機器側を確認

乾電池を使う場合は、対象となる電子機器に合っているかどうかの確認が必要です。種類やタイプが異なる乾電池を使うことはできません。電子機器の電池を入れる部分を開けると「単3形」「単4形」などの表示があります。また、取扱説明書を見れば乾電池の種類の指定があるかどうかも確認できます。

乾電池のパッケージには「デジカメに最適」「懐中電灯に合う」などの広告が書かれていることがあります。しかし、それは「適している種類が多い」という意味にすぎません。電池側を見て使用機器への適合を判断するのではなく、使用機器側でどの乾電池が合うのかを判断するようにしましょう。

乾電池を使うときの注意点

プラス極マイナス極をチェック

乾電池には「+（プラス極）」と「-（マイナス極）」があります。使用機器の乾電池を入れる部分に「+」「-」の表示があるので、その表示に合うように乾電池を入れましょう。古い機器だと中のプラスとマイナスの表示が見えにくくなっていることもあります。多くの機器は螺旋状のバネが付いている側がマイナス極です。しかし念のために取扱説明書を見たり、メーカーに問い合わせをするなどして、安全に判断しましょう。

液漏れして皮膚についたら洗い流す

乾電池は使い方や使用期間によって液漏れすることがあります。もしも乾電池が液漏れした場合は、そのまま放置せずすぐに対処するようにしましょう。

乾電池が液漏れして、その液が皮膚や洋服についてしまった場合は、すぐに水で洗い流しましょう。放置しておくと皮膚に異常が出たり、洋服が変色したりすることがあります。万が一目に入った場合は良く洗い流した後、医師の診察を受けるようにしましょう。

液漏れして機器についたら拭き取る

乾電池が使用機器の中で液漏れした場合は、機器の方もきれいにします。洗い流すことはできないので、ティッシュペーパーや目棒などを使うと拭き取りやすくなります。液漏れが激しく、使用機器の内部にも液が侵入しているようであればメーカーや販売店に相談しましょう。

乾電池を処理する方法

乾電池は使用後の捨て方が難しいと言う方が多いようです。乾電池の捨て方はお住まいの地域の自治体へ確認しましょう。不燃物として出せる地域もあれば、そうでない地域もあります。

絶縁テープを端子に付けて捨てる

出典：Amazon.co.jp

自治体に決められた方法で乾電池を破棄する場合は、乾電池の上下の端子部分に絶縁テープを貼りましょう。電池の中身が残っている状態で捨ててしまうと、金属とふれ合ったときに熱を発したり、爆発をすることがあります。簡単で良いので、テープで縦に一巻きしておけば安心です。