電子ミシンとは

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電子ミシンとは、主に3つの機能を備えたミシンのことを指します。縫い初めに針がゆっくり進む機能、縫い終わりに針が上で停止する機能、縫うスピードを電子回路で制御する速度制御機能がついています。電動ミシンに比べて高性能なモーターが搭載されており、安定したパワーを発揮します。低速だとパワー不足になる電動ミシンに比べて、電子ミシンはスロースピードでも厚手の布をしっかりと縫うことができます。また、自動糸調子機能がついているタイプは、上糸と下糸の引っ張り合う強さをミシンが調節してくれるため、縫いたい生地に合わせて設定する手間が省けます。そのため、初心者にも使いやすく便利です。
電子ミシンとコンピューターミシンの違い
電子ミシンと異なり、コンピューターミシンは、模様の種類も豊富で細かい調整もできるため機能的です。刺繍で名前を入れる、キャラクターを描く、飾り刺繍をつくりたいという場合はコンピューターミシンがおすすめです。しかし、子どもの入園・入学準備グッズをつくる、趣味で布小物や簡単な洋服をつくるなどの目的であれば、電子ミシンにも十分な機能が備わっています。直線縫い、ジグザグ縫い、返し縫いといったミシンの基本的な操作が可能で、コンピューターミシンに比べて安価な価格帯が多いため、まずは試しに購入を検討している方にもおすすめです。
機能 | 電子ミシン | コンピューターミシン |
---|---|---|
縫い目の調整 | 内蔵カムで縫い目の長さを自分で選択する | ミシン針の位置や送りをコンピューターが制御する |
縫い終わりの針の位置 | 上で止まる | 上下の指定ができる |
ジグザグ縫いの振り幅 | 指定不可 | 調整が可能 |
ボタンホール | スクエア(四角)のみ |
ハトメなどのボタンホールができる |
糸切り | 手動 | 自動糸切り機能 |
液晶画面 | なし | あり |
電子ミシンの選び方
動作スイッチをチェック
電子ミシンの動作スイッチは、本体についている場合と、フットコントローラータイプの2つに分けられます。どこで使うのかによって選ぶと良いでしょう。例えば、床に座って使いたい場合は手動でスイッチが押せるタイプを、テーブルで使用する場合はフットコントローラータイプを選ぶと使いやすくなります。また、フットコントローラーがあると、両手で生地をおさえて縫うことができるため、自由に両手を使いたい方はミシンにフットコントローラーが付属しているかをチェックしましょう。
使いたい機能がついているか

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厚物縫い機能や自動針糸通し機能など、基本的な機能以外にも便利な機能がついていることがあります。低速でも安定した力が出せる厚物縫い機能付きは、厚手のデニム生地やキルティング生地を縫うことが多い方におすすめです。また、自動針糸通し機能がついているタイプは、レバーを下げて押し戻すだけ針穴に糸が通ります。他にも、電源コードの紛失が心配な場合は、電源コードを引っ張ることでコードを本体の中に収納できる機能(コードリール)付きのミシンがおすすめです。自分に必要な機能がついているかどうかチェックしておきましょう。
使いやすいサイズを選ぶ
電子ミシンは、比較的小さなサイズから大きなサイズまであり、幅広く揃っています。収納のしやすさや、部屋のどこで使うのかによって、自分に合ったサイズを選びましょう。また、サイズが大きくなるとそのぶん重くなることもあります。運びやすいサイズや重さかどうかをチェックしておきましょう。
電子ミシンの主なメーカー
ラインナップが豊富な「ジャノメ」
家庭用ミシンシェアトップを誇る老舗メーカーです。刺繍ミシン、一般用、ロック、業務用刺繍機があり、初心者からプロまで幅広く対応したミシンがあります。家庭用ミシンは定評があり、厚手の生地に強い機種を取り揃えている特徴があります。
刺繍機能が充実している「ブラザー」
家庭用から工業用まで扱うメーカーで、特に刺繍機能に力を入れています。刺繍作家とのコラボや、キャラクター刺繍をタッチパネルで簡単に縫える機能などがあります。
初心者向けの案内が充実した「JUKI」
工業用ミシンにおいてトップシェアを誇るメーカーです。その高度な技術を、家庭用ミシンでも味わえます。特にコンピューターミシンのラインナップが豊富ですが、電子ミシンには付属で操作方法のDVDなどがついており、初心者も簡単にミシンを使える工夫がされています。
電子ミシンのおすすめ4選
ハッピージャパンSINGER 5720モニカ ピクシー DX 5720価格情報がありません
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ハッピージャパンSINGER 5720モニカ ピクシー DX 5720
シンガーのモニカ・ピクシーDX/5720Rです。シンプルながらも、自動糸調子や、自動針穴糸通し、全自動ボタンホールなどの面倒な作業の手間が省ける機能がついており、便利で使い勝手が良いです。付属品にフットコントローラーがついているため、生地を両手で支えながら縫う事ができるのも嬉しいポイントです。
シンガーのモニカ・ピクシーDX/5720Rです。シンプルながらも、自動糸調子や、自動針穴糸通し、全自動ボタンホールなどの面倒な作業の手間が省ける機能がついており、便利で使い勝手が良いです。付属品にフットコントローラーがついているため、生地を両手で支えながら縫う事ができるのも嬉しいポイントです。
ジューキ電子ミシン HZL-40価格情報がありません
ジューキ電子ミシン HZL-40
初心者向きで、使いやすさを追求し、10種類ほどのの機能がついた電子ミシンです。価格も電子ミシンの中では手頃で、初めての方も手に取りやすいミシンとなっています。7枚の送り歯で薄物から厚物まで縫える点や、スピードをゆっくりしたいときにはボタン1つでスピード調整ができる点などがおすすめです。
初心者向きで、使いやすさを追求し、10種類ほどのの機能がついた電子ミシンです。価格も電子ミシンの中では手頃で、初めての方も手に取りやすいミシンとなっています。7枚の送り歯で薄物から厚物まで縫える点や、スピードをゆっくりしたいときにはボタン1つでスピード調整ができる点などがおすすめです。
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フットコントローラーも手元ボタンも使えるのが特徴
JANOME電子ミシンです。ロックメス内蔵(ヌイキル機構)が搭載されており、生地を切りながら、たちめかがりが簡単にできます。また、両手が使いたいときには、フットコントローラーで足元での操作も可能です。スロー返し縫いや、ゆっくり縫うことができるスタート機能がついているため扱いやすく、初めてミシンを使用する方や、ミシンを使うのが久しぶりで操作を忘れている方にもおすすめです。
フットコントローラーも手元ボタンも使えるのが特徴
JANOME電子ミシンです。ロックメス内蔵(ヌイキル機構)が搭載されており、生地を切りながら、たちめかがりが簡単にできます。また、両手が使いたいときには、フットコントローラーで足元での操作も可能です。スロー返し縫いや、ゆっくり縫うことができるスタート機能がついているため扱いやすく、初めてミシンを使用する方や、ミシンを使うのが久しぶりで操作を忘れている方にもおすすめです。
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コンパクトなサイズ感で狭いスペースでも使いやすい
手軽に持ち運べるコンパクトサイズの、電動ミシンです。直線縫いやジグザグ縫いなどを含む実用的な5種類の縫い模様を、ダイヤルで簡単に選んで使用できます。自動糸通しや、3段階のスピード調節、下糸をセットしやすい全回転水平釜搭載で、初心者の方も簡単に使えます。
コンパクトなサイズ感で狭いスペースでも使いやすい
手軽に持ち運べるコンパクトサイズの、電動ミシンです。直線縫いやジグザグ縫いなどを含む実用的な5種類の縫い模様を、ダイヤルで簡単に選んで使用できます。自動糸通しや、3段階のスピード調節、下糸をセットしやすい全回転水平釜搭載で、初心者の方も簡単に使えます。
電子ミシンの使い方
厚地の縫い方
厚地の布を端から縫うときに布押さえが傾いて布の進行を妨げ、うまく縫えないときがあります。そのような場合は、押さえの下に同じ厚みの布か厚紙をあてて縫うと、縫い始めがスムーズです。
刺繍の仕方
コンピューターミシンには刺繍機能が標準で備わっていますが、電子ミシンはついていないものがほとんどです。刺繍をする際は以下の手順を参考にしてみてください。
STEP1:図案を書き、刺繍枠を取り付ける
まずは刺繍をしたい部分に図案を書いて、刺繍枠を取り付けます。
STEP2:押さえを外す
刺繍枠を通すために、一度押さえを外します。
STEP3:枠を通してネジで固定する
枠を通したら、もう一度押さえをネジでしっかりしめて固定します。そのあと、図案を書いた布の下に一枚端切れなどをあてがっておくと、引きつれ防止になります。
STEP4:図案の線上に沿ってミシンをかける
図案に沿って、ミシンをかけていきます。
STEP5:中も縫っていく
図案をなぞり終わったら、中を塗るようにゆっくりと縫っていきます。
STEP6:もう一度外線をぐるりと縫う
すべて塗ったら、外線をもう一度囲うように縫っていきます。