フルートのおすすめ9選！オフセットやインラインも

高校生になって吹奏楽部に入ったり、大人になって趣味を持ちたいと思ったりして、フルートに興味を持つ方も多いのではないでしょうか。一見難しそうに感じますが、初心者用の教本や楽譜、練習に適した曲もあり、管楽器の中では比較的音が出しやすい楽器だと言われています。ただ、洋銀や総銀製などの素材の違いや値段の違いがあり、何を選べば良いのかわからないという方も多いようです。そこで今回は、試奏のポイントとなるフルートの選び方や、ムラマツやパールなどの人気メーカー、おすすめの商品などをご紹介します。

2024年02月24日更新

企画・制作：

HEIM編集部ホビーチーム担当

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フルートで美しい音色を奏でたい
フルートの魅力とは
フルートの選び方
フルートのおすすめブランド
フルートのおすすめ9選
フルートのおすすめ商品比較一覧表

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フルートで美しい音色を奏でたい

フルートの美しい音色は、年齢を問わず人気です。吹奏楽部でも人気が高い楽器だと言われています。今回は、部活動に入ったタイミングで、もしくは大人になってからの趣味としてフルートを始める方に向けて、フルートの魅力や選び方のポイント、おすすめの商品、人気メーカーをご紹介します。

フルートの魅力とは

フルートの最大の魅力は、やさしい音色ではないでしょうか。その音色は「小鳥のさえずり」と表現されることもあり、実際に多くの作曲家たちがフルートのために小鳥の鳴き声をイメージした曲をつくっていたそうです。このように、かわいらしくて可憐な音色を奏でるフルートですが、演奏方法を変えると全く異なる音色に変身することがあります。例えば息（フルートの音）と声を同時に出す「重音奏法」で、少し不気味な独特の音色を出したり、フルートで「ビートボクシング（リズムを刻む演奏法）」をしたりすることもできます。従来の美しい音色だけではなく、演奏方法を変えるだけで様々な音色を演奏することができることも、フルートの魅力のひとつです。

フルートの選び方

キーのタイプで選ぶ

初心者におすすめのカバードキー

出典：Amazon.co.jp

カバードキーは、音を出すための孔（あな）を塞ぐキーカップが、フタ状になっています。キーカップを指で押さえれば、フタで音孔を塞ぐことができるので、比較的簡単に音を出すことができます。そのため、初心者におすすめのキーです。フルートを基礎から練習する方は、まずはカバードキーに慣れると良いでしょう。

正しい位置に指を矯正できるリングキー

出典：Amazon.co.jp

リングキーは、キーカップがフタ状ではなくリング状になっています。音孔をフタで塞ぐことができないので、指で確実に抑える必要があります。カバードキーと比べると音を出すのが難しいので、中級から上級者向けとなります。ただし、指を正しい位置に置き、孔を塞がなければ音が鳴らないので、指の位置を矯正できるというメリットもあります。また、カバードキーに比べて音抜けが良く、明るい音色が特徴です。孔を指で塞ぐため、指先で空気の振動を捉えることができるので、より繊細なニュアンスの演奏をすることが可能です。最初はカバードキーを選んだとしても、ステップアップを目指す方や、買い替えのタイミングなどでリングキーに挑戦する方も多いようです。

キーの並び方で選ぶ

演奏しやすいオフセット

オフセットは、キーの配列が一直線ではなく、左手の薬指で操作するGキーがせり出し、指の長さにあった配列になっています。そのため、手が小さい子どもでも演奏しやすく、初心者にもおすすめです。オフセットは演奏しやすい配列であることから、カバードキーと組み合わされることが多いようです。フルート初心者は、オフセットでカバードキータイプのものだと演奏しやすいのでおすすめです。

音の伝達が早いインライン

インラインは、キーの配列が一直線なので、見た目にも美しく、音の伝達が早いと言われています。また、オフセットと比べると部品が少ないため、本体が軽いことも特徴です。ただし、オフセットに比べると押えにくい配列なので、中級～上級者向けとなります。キーカップはカバードキー、リングキーのいずれとの組み合わせも販売されています。リングキーと同様に、最初はオフセットを選択し、買い替えなどのタイミングでインラインに変更する方も多いようです。

素材で選ぶ

音のバランスが良い洋銀

洋銀は、「銀」という文字を使っていますが銀は使用されておらず、銅とニッケルに亜鉛を加えた合金のことです。明るい音色と、各音域のバランスが良いことが特徴です。初心者にもおすすめの素材です。価格も比較的安いので、手に入れやすいでしょう。

やわらかな音色の銀

出典：Amazon.co.jp

銀は、他の素材と比較してもやわらかな音色が特徴です。また、音色の変化をつけやすい素材だと言われています。銀を使用する部分によって、音色の特徴が異なります。頭部管に銀を使用すれば音色に深みが出て、頭部管と管体に銀を使用すれば表現の幅が大きく広がり、全てを銀でつくった総銀製は曲に表現がつけやすく深みがある音色が出ます。初心者から中級者におすすめの素材です。

特別な輝きの金

出典：item.rakuten.co.jp

フルートと言えばシルバーカラーのイメージが強いため、金製のフルートはその中でも特別な輝きを放ちます。音に艶があり、ピアニッシモでもしっかりと音が広がる遠達性が特徴です。上級者におすすめの素材です。

最初は高級なものに手をださない

フルートの場合、最初は高級なものに手を出さないことをおすすめします。製品によって特徴が異なるため、まずは手ごろな製品で自分の好みを見つける方が失敗が少ないでしょう。フルートの価格は安いもので1万円程度から、高価なものだと200万円ほど、さらには家が一軒建つほどの価格の製品もあります。ただ、価格と音色は比例する傾向にあるので、安すぎる製品は満足できずに、結局1年たたずに買い替えたという口コミも多く見られます。一般的には、フルートの相場は30万円程度だと言われていますが、はじめは5万円程度の製品がおすすめです。

有名メーカーのものがおすすめ

出典：Amazon.co.jp

機能面だけではフルートを選びきれないと言う方は、有名メーカーの製品を選ぶこともひとつの方法です。有名メーカーは人気が高く、人気が高いということは、それだけの品質と実績を兼ね備えている証になります。また、フルートのリッププレート（くちびるを当てる部分）は、メーカーによって大きく異なります。くちびるの形は個人によって異なるため、相性の良いメーカー、悪いメーカーもそれぞれ異なります。実際に試してみて、自分のくちびるの形にあうメーカーを見つけられると、スムーズにフルートを選ぶことができます。

フルートのおすすめブランド

初心者にもおすすめのヤマハ

ヤマハのフルートの主力製品は初心者から中級者向けのモデルが多く、学校備品などに選ばれることも多いようです。機能性は高く低価格なので、コスパが良いメーカーです。すべてのモデルにピントップアーム（パッドカップを支えるアームが、中央まで伸びている仕様）を採用しています。

ソロ向きの三響フルート

1968年設立の、50年以上の歴史を持つ国産フルートメーカーです。丁寧につくられた高品質なフルートが特徴で、明るくはっきりとした響きの音色です。ただし、特徴のある音色は、他の楽器との相性が悪い場合もあるので、アンサンブルよりもソロに向いていると評価する方もいます。

老舗のムラマツフルート

日本で初めてフルートづくりを行った、老舗的存在のメーカーです。日本だけではなく海外の演奏者からも人気が高く、音量と響きの良さ、品質の高さが特徴です。プロの愛用者が多いですが、初心者に適したEXモデルも販売しています。こだわりのフルートを求める方におすすめです。

豊富な品揃えのパール楽器製造

もともとは打楽器の製造を行っていましたが、現在はフルートの製造でも有名なメーカーです。豊富な品揃えと音の出しやすさ、比較的手に取りやすい価格から、初心者にも人気があります。落ち着いた、澄んだ音色が特徴です。