書道筆のおすすめ10選！太筆や面相筆も

書道筆は、小学生や中学生の学校教育の一環として行われる書写だけではなく、大人の習い事の一つである書道にも必須のアイテムです。日常でも、宛名書きや名前書きなどに使用できます。書道筆の中でも剛毛筆は楷書、柔毛筆は草書など、使われている獣毛によって書き味が異なります。筆の太さは太筆、中筆、細筆、面相筆の4種類があり、文字ではなくアートに使う場合は面相筆が向いています。今回は書道筆の選び方と、おすすめの商品を紹介します。

2020年08月19日更新

企画・制作：

HEIM編集部文房具・オフィス用品チーム担当

「HEIM（ハイム）」は、暮らしをちょっと便利に、快適にするモノとの出会いを提供するサービスです。文房具・オフィス用品チームでは、編集部独自のリサーチに基づき、さまざまなモノの選び方やおすすめアイテムを紹介しています。

書道筆の選び方
書道筆のおすすめ10選
墨汁もチェック
書道筆のおすすめ商品比較一覧表

本サイトに掲載している商品は、APIを使用して価格表示やリンク生成をしております。各ECサイトにて価格変動、価格情報の誤りがある場合、最新価格や商品の詳細等については各販売店やメーカーをご確認ください。記事内で紹介した商品を購入すると売上の一部がHEIMに還元されることがあります。Amazonアソシエイト・プログラム、楽天アフィリエイト、バリューコマースを利用しています。その他、広告に対するポリシーはこちらをご確認ください。

書道筆の選び方

書きたい文字に合わせた毛の種類を選ぶ

草書や行書には柔毛筆がおすすめ

出典：Amazon.co.jp

柔毛筆は、粘り気のあり墨含みが良い羊毛や、猫毛を使用した白色の筆です。柔らかい分、筆の動かし方にはコツが必要です。また、穂先が曲がりやすく初心者には扱いが難しいですが、扱いに慣れて力加減を調整できるようになると自由に強弱をつけることができます。繊細な草書や行書、かなを書くのにおすすめです。絵具の含みも良いので、水彩に使用する場合は柔毛筆を選びましょう。一般的には羊毛が多く使用され、日本で販売されている猫毛の筆は羊毛よりも高価ですが、その分穂先に弾力があります。

硬くてコシのある剛毛筆は楷書におすすめ

出典：Amazon.co.jp

剛毛筆は、硬くて弾力のある狸毛や馬毛、イタチの毛を使用した茶色の筆です。全体的に穂先がまとまりやすく、筆先にも力が入ります。また、コシがあるので、とめ・はね・はらいをしっかりと表現することができます。馬毛は部位によって硬さは異なりますが、主に硬い部分の毛を使った筆は楷書を書くのに適しています。毛先が細いイタチ毛の筆は、小さなかなを書くのにおすすめです。力強い字を書きたい方は、弾力のある狸毛を選びましょう。狸毛は白色と茶色がありますが、白色の方が貴重でしなやかな字を書くことができます。

楷書から行書まで幅広く使える兼亳（けんごう）筆

出典：Amazon.co.jp

兼亳筆は、柔らかい羊毛や猫毛と、硬い馬毛やイタチ毛が混ざった筆です。一般的に、芯の方に剛毛が使われ表面には柔毛が使用されています。芯がしっかりしているので筆が運びやすく、墨含みも良いのが特徴です。扱いやすく楷書から行書、草書まで幅広く使えるので、初心者の方におすすめです。

軸のタイプで選ぶ

持ち手が細く手の小さな人も使いやすいダルマ軸

出典：Amazon.co.jp

ダルマ軸の筆は、穂の根元の太さに対して、持ち手の部分が細くつくられています。墨含みが良いのが特徴で、しっかりとした大きな字を書くことができます。小さな手でも持ちやすいので、学童用の筆にも使われています。

軽量で持ち手が太めの普通軸

出典：Amazon.co.jp

普通軸の筆は、穂の根元から持ち手までの太さが均一につくられています。重量がダルマ軸よりも軽く、書いている字の太さを指先で感じることができます。ただし、太めにつくられているので、持ちにくく感じる場合があります。

使用する目的に合わせた筆の太さを選ぶ

出典：Amazon.co.jp

書道筆には、太筆、中筆、小筆、面相筆の4種類の太さがあります。太筆は半紙に1〜4文字ほど書けるくらいの太さで、中筆は半紙6〜8文字で色紙サイズの紙にも文字を書くことができます。小筆は半紙8〜12文字で、宛名書きや名前書きなど幅広い用途で使えるので、日常使いにおすすめです。面相筆は一番細く、繊細な字を書くことができます。絵手紙や日本画など、アートに使用する場合は面相筆を選びましょう。