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外付けグラボ・eGPUボックスとは

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外付けグラボ・eGPUボックスは、機器とケーブルを接続することで、グラボの容量を増設できるアイテムです。GPUとは、ディスプレイに映し出す画像や映像の質を向上させるための部品を指します。内部にグラボを増設するスペースが限られたPCや、内部に増設スペースがないノートPCに外付けグラボ・eGPUボックスを使用することで、ゲーミングPCのような性能を発揮できます。HDMIポートやディスプレイポート、USB3.0のType-Cポートを備えたものや、MacOS対応モデル、小型タイプなど、商品によって特徴は様々です。
外付けグラボ・eGPUボックスのメリット・デメリット
メリット|手軽にGPUを外付けできる

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外付けグラボ・eGPUボックスは、ノートPCを分解せずに、接続するだけで簡単にGPUを増設できるのがメリットです。気軽に取り外しができるため、ゲームや編集作業など必要なときにだけ使用できるので、不要な電力消費も抑えられます。またPC外部に接続するため発熱しにくく、熱によるノートPCのパフォーマンス低下が起きにくいのも魅力です。
デメリット|対応しているPCが限られている
外付けグラボ・eGPUボックスはサイズが大きいため、ある程度の設置スペースを確保する必要があります。「Thunderbolt3」ケーブルに対応しているノートPCが必要になり、指定のOSに対応していない外付けGPUがあるなど、使用できる環境も限られます。また、ボックス自体が比較的高めの価格に設定されており、GPUの値段も含めると購入コストがかさむ可能性もあります。あらかじめ使用環境や予算を考慮して商品を選びましょう。
外付けグラボ・eGPUボックスが使えるPCは?
「Thunderbolt3」規格に対応している
外付けグラボ・eGPUボックスは、「Thunderbolt3」ケーブルで接続するため、ノートPCが「Thunderbolt3」に対応しているかをチェックしましょう。「Thunderbolt3」は、最大40Gbpsの転送速度が可能な、高速通信規格の1つです。USBのType-Cと端子の形状が同じものの、「Thunderbolt3」はあくまでType-Cのバリエーションの1つであるため、同じ端子でも接続できない場合があります。ノートPCが「Thunderbolt3」対応ポートを備えているか、購入前にしっかりと確認しましょう。
M1チップ搭載のMacは使用できない
外付けグラボ・eGPUボックスは、M1チップを搭載したMac OSのノートPCでは使用できないため、使いたいノートPCのプロセッサを確認しましょう。M1チップは、2020年11月以降にリリースされた「MacBook Pro」や「MacBook Air」に搭載されている、Apple社で開発されたプロセッサです。MacOSでeGPUボックスを使いたい場合は、「Intel」プロセッサを搭載し、「Thunderbolt 3」ポートを備えたノートPCが必要になります。使えるか不安な方は、Apple公式ページもチェックしておきましょう。
外付けグラボ・eGPUボックスの種類
ケースのみタイプ|自分にあったGPUを選べる

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ケースのみタイプの外付けグラボ・eGPUボックスは、GPUを設置する箱のみの状態になっているタイプです。GPUは付属しないため、別で用意する必要があります。用途にあった性能のGPUを、自由に選びたい方におすすめです。ケースに対応しているものであれば、新しいGPUに気軽に交換できるのもメリットです。
グラボ内蔵タイプ|セッティングの手間が少ない

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グラボ内蔵タイプの外付けグラボ・eGPUボックスは、ケースの中にあらかじめGPUが内蔵されており、接続してすぐに使用できるのが特徴です。GPU選びや、ケース内への設置作業の手間がかからないのがメリットです。商品によっては内蔵GPUを交換できないものもあるため、将来的にアップグレードを行う可能性のある場合は、GPU交換が可能かどうかもあわせて確認しておきましょう。
外付けグラボ・eGPUボックスの選び方
GPUメーカーごとの対応OSをチェック
AMD(Radeonシリーズ)|Window OS・Mac OSの両方に対応

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AMD(Advanced Micro Devices)は、「Radeon」シリーズを展開し、様々なグラフィックボードを販売しています。「RX 6950 XT」や「RX 6950 XT」などがあり、数字が大きいものほど、価格が高く高性能になります。「Radeon」シリーズのGPUは、WindowsとMacいずれのOSでも使用可能です。
NVIDIA(GeForceシリーズ)|Window OSのみに対応

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NVIDIA(エヌビディア)は、「GeForce」シリーズとして、豊富なラインナップのグラフィックボードを取り扱っています。「RTX 3090」や「RTX 3080」、「GTX 1650」などがあり、AMDと同様、数字が大きいものほど性能が高くなります。「GeForce」シリーズのGPUはWindowsOSのみ対応で、MacOSでは使用できないので注意しましょう。
対応しているGPUの規格をチェック

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外付けグラボ・eGPUボックスは、ケースのみの商品を購入する場合、後付けするGPUの規格がケースに対応しているかを確認しましょう。GPUとケースのサイズや規格が対応していないと、ケース内に収まらず、設置できない可能性があります。商品を選ぶ際は、使用したいGPUの縦幅や横幅、占有スロットについての記載を必ずチェックしておきましょう。
出力端子の種類や数で選ぶ|モニターに対応した端子をチェック

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外付けグラボ・eGPUボックスは、モニターへの出力端子に対応しているかをチェックしましょう。「HDMI」や「DisplayPort」「Type-C」など、商品によって備えている出力端子の種類が異なります。モニターがeGPUボックスの出力ポートの規格に対応していないと接続ができず、使用できないので注意が必要です。マルチディスプレイなどで、複数のディスプレイを同時に使用したい場合は、出力ポートの数も確認しておきましょう。
電源の大きさで選ぶ|補助電源端子がついているかチェック

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外付けグラボ・eGPUボックスは、GPUの消費電力を考慮して、搭載している電源の大きさもチェックしましょう。GPUによっては消費電力が大きく、補助電源が必要になるものもあります。補助電源を必要とするGPUを使用する場合は、「6pin」や「8pin」など、補助電源端子が付いているeGPUボックスを選びましょう。
USBポート付きもおすすめ|デバイスを複数接続できる

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外付けグラボ・eGPUボックスは、外付けのPC周辺機器を接続できる、USBボートを備えているものも多くあります。USB端子が複数ついているタイプはUSBハブとしても使用できるため、ノートPCのポート数を拡張できるのがメリットです。なお、USBには「Type-A」や「Type-C」などがあり、デバイスによって対応しているタイプが異なるので注意しましょう。
商品 販売サイト ポイント 搭載GPU 搭載端子 4K対応 ビデオメモリ 補助電源 本体サイズ AKiTiO Node Titan AKTNPTNT3 ガンメタリック フルサイズGPUに対応の広々スペース AMD Radeon RX Vega 64 メーカー記載なし - - 8pin×2 幅13.5×奥行35.7×高さ26.6cm AKiTiO Node Titan グラフィックボード向け PCI Express 外付け拡張ボックス AMU-AKTNPTNT3 ガンメタリック フルサイズGPU対応!取っ手付きで携帯しやすい 外付け メーカー記載なし - - - 幅13.5×奥行35.7×高さ26.6cm ソネットテクノロジー 外付けGPU Box GPU-750WEX-TB3 750w電源でハイエンドGPUも内蔵可能 外付け メーカー記載なし - - - 幅18.4×奥行33.9×高さ20.3cm ソネットテクノロジー eGPU Breakaway Puck Radeon RX 5500 XT GPU-R55XT-TB3-S 狭いスペースでも設置しやすいコンパクトサイズ AMD Radeon RX 5500 XT メーカー記載なし ○ - メーカー記載なし 幅15.24×奥行12.95×高さ5.08cm ソネットテクノロジー eGFX ブレイクアウェイパック Radeon RX 560-S GPU-RX560-TB3-S どこでも手軽にゲームが楽しめるコンパクトタイプ AMD Radeon RX 560 メーカー記載なし - - - 幅15.2×奥行12.9×高さ5.0cm 日本ギガバイト ゲーミングボックス RX 580 8G グラフィックカード GV-RX580IXEB-8GD Radeon RX 580搭載!パワフルにゲームがプレイできる AMD Radeon RX 580 USB 3.0×3 - 8GB - 幅17.2×奥行13.1×高さ3.9cm 日本ギガバイト AORUS ゲーミングボックス GTX 1070 GV-N1070IXEB-8GD モバイルノートPCが簡単にゲームPC化できる NVIDIA GeForce GTX 1070 HDMI端子×1, DisplayPort×1, DVI端子×2 ○ 8GB - 幅21.2×奥行9.6×高さ16.2cm外付けグラボ・eGPUボックスのおすすめ商品比較表
【ケースのみ】外付けグラボ・eGPUボックスのおすすめ3選
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フルサイズGPUに対応の広々スペース
650W電源のeGPUボックスです。電源が大きめなので、消費電力の大きいGPUでも使用できます。スペースが広く、フルサイズGPUを設置できるのも特徴です。サイドにはメッシュパネルが付いており、吸気と排気を効率良く行いながら、GPUが加熱するのを防止します。また、持ち運び用のハンドルが付いているので、別の場所に移動させる際も便利です。
フルサイズGPUに対応の広々スペース
650W電源のeGPUボックスです。電源が大きめなので、消費電力の大きいGPUでも使用できます。スペースが広く、フルサイズGPUを設置できるのも特徴です。サイドにはメッシュパネルが付いており、吸気と排気を効率良く行いながら、GPUが加熱するのを防止します。また、持ち運び用のハンドルが付いているので、別の場所に移動させる際も便利です。
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フルサイズGPU対応!取っ手付きで携帯しやすい
フルサイズのGPUも搭載できる大型のGPUボックスです。312× 107mmのフルレングスGPU、占有スロット2. 5までのサイズに対応しています。本体の上部に収納可能な取っ手があり、移動時の持ち運びもスムーズです。本体の底に2個の放熱ファンがついており、高速処理時の発熱によるパフォーマンスの低下がおさえられ、動作が安定しやすいのも特徴です。WindowsとMacと互換性があります。
フルサイズGPU対応!取っ手付きで携帯しやすい
フルサイズのGPUも搭載できる大型のGPUボックスです。312× 107mmのフルレングスGPU、占有スロット2. 5までのサイズに対応しています。本体の上部に収納可能な取っ手があり、移動時の持ち運びもスムーズです。本体の底に2個の放熱ファンがついており、高速処理時の発熱によるパフォーマンスの低下がおさえられ、動作が安定しやすいのも特徴です。WindowsとMacと互換性があります。
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750w電源でハイエンドGPUも内蔵可能
キューブ型のおしゃれなデザインのGPUボックスです。750Wの大容量電源を搭載し、GPUには最大で375Wの強力な電力が供給できるので、ハイエンドなGPUでも動作が安定しやすいです。ノートPCへの給電にも対応可能で、グラフィック性能を増強しながらPCへの給電も行えます。USBポートが4つ搭載されており、様々なデバイスの接続にも使える仕様です。
750w電源でハイエンドGPUも内蔵可能
キューブ型のおしゃれなデザインのGPUボックスです。750Wの大容量電源を搭載し、GPUには最大で375Wの強力な電力が供給できるので、ハイエンドなGPUでも動作が安定しやすいです。ノートPCへの給電にも対応可能で、グラフィック性能を増強しながらPCへの給電も行えます。USBポートが4つ搭載されており、様々なデバイスの接続にも使える仕様です。
【グラボ内蔵】外付けグラボ・eGPUボックスのおすすめ4選
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狭いスペースでも設置しやすいコンパクトサイズ
「Radeon RX 5500 XT」搭載のeGPUボックスです。WindowsOSだけでなく、Intel搭載のMacOSにも対応しています。複数のボディ面にメッシュが付いており、GPUの熱が外に逃げやすい設計なのもポイントです。Thunderboltに加え、HDMI、ディスプレイポート、2つのUSBポートも備えており、様々なデバイスを接続できます。コンパクトなサイズなので、スペースに限りのある場所での使用もおすすめです。
狭いスペースでも設置しやすいコンパクトサイズ
「Radeon RX 5500 XT」搭載のeGPUボックスです。WindowsOSだけでなく、Intel搭載のMacOSにも対応しています。複数のボディ面にメッシュが付いており、GPUの熱が外に逃げやすい設計なのもポイントです。Thunderboltに加え、HDMI、ディスプレイポート、2つのUSBポートも備えており、様々なデバイスを接続できます。コンパクトなサイズなので、スペースに限りのある場所での使用もおすすめです。
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どこでも手軽にゲームが楽しめるコンパクトタイプ
携帯しやすいコンパクトな外付けGPUユニットです。幅15cm、奥行き13cm、高さ5cmのコンパクト設計で、カバンの中に入れて楽に持ち運べます。GPU(Radeon RX 560-S)とケースが一体化されており、Thunderbolt 3搭載のノートPCと接続するだけでグラフィック性能が増強できるのが魅力です。別売りのキットを用意すれば、液晶ディスプレイへの取り付けも可能です。ディスプレイポートが3基あり、最大4台のディスプレイと接続できます。
どこでも手軽にゲームが楽しめるコンパクトタイプ
携帯しやすいコンパクトな外付けGPUユニットです。幅15cm、奥行き13cm、高さ5cmのコンパクト設計で、カバンの中に入れて楽に持ち運べます。GPU(Radeon RX 560-S)とケースが一体化されており、Thunderbolt 3搭載のノートPCと接続するだけでグラフィック性能が増強できるのが魅力です。別売りのキットを用意すれば、液晶ディスプレイへの取り付けも可能です。ディスプレイポートが3基あり、最大4台のディスプレイと接続できます。
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Radeon RX 580搭載!パワフルにゲームがプレイできる
グラボ内蔵タイプの外付けGPUボックスです。高性能なグラフィックでゲームが楽しめるRadeon RX 580が内蔵されています。USBポートが3つ搭載されており、ゲームに必要なコントローラーやヘッドセットなど、同時に複数台の接続が可能です。1,670万色のカラーライティング対応で、サイドが好みの色に変えられるのも特徴です。USBポートはQuick charge対応で、QC3.0対応のスマホが従来の約4倍の速度で充電できます。
Radeon RX 580搭載!パワフルにゲームがプレイできる
グラボ内蔵タイプの外付けGPUボックスです。高性能なグラフィックでゲームが楽しめるRadeon RX 580が内蔵されています。USBポートが3つ搭載されており、ゲームに必要なコントローラーやヘッドセットなど、同時に複数台の接続が可能です。1,670万色のカラーライティング対応で、サイドが好みの色に変えられるのも特徴です。USBポートはQuick charge対応で、QC3.0対応のスマホが従来の約4倍の速度で充電できます。
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モバイルノートPCが簡単にゲームPC化できる
GeForce GTX 1070搭載の外付けGPUボックスです。Thunderbolt 3対応のモバイルノートPCと接続するだけで、簡単にゲーミングPC化できます。ディスプレイポート、HDMI、DVIポート×2、USBポート×3、スマホの急速充電対応のQuick Charge 3.0対応USBポートが1つ搭載された、拡張性の高いモデルです。1,680万色対応のカラーカスタマイズ機能もついており、見た目にこだわりたい方にもおすすめです。
モバイルノートPCが簡単にゲームPC化できる
GeForce GTX 1070搭載の外付けGPUボックスです。Thunderbolt 3対応のモバイルノートPCと接続するだけで、簡単にゲーミングPC化できます。ディスプレイポート、HDMI、DVIポート×2、USBポート×3、スマホの急速充電対応のQuick Charge 3.0対応USBポートが1つ搭載された、拡張性の高いモデルです。1,680万色対応のカラーカスタマイズ機能もついており、見た目にこだわりたい方にもおすすめです。
ノートパソコン用冷却台もチェック
負荷のかかりやすい作業でもノートPCの負荷を抑えられる、ノートパソコン用冷却台もおすすめです。選び方とおすすめ商品を紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。
※本記事に掲載している商品は、JANコードをもとに各ECサイトが提供するAPIを使用して価格表示やリンク生成をしております。各ECサイトにて価格変動がある場合や価格情報に誤りがある場合、本記事内の価格も同様の内容が表示されてしまうため、最新価格や商品の詳細等については各販売店やメーカーをご確認ください。
※記事内で紹介した商品を購入すると売上の一部がHEIMに還元されることがあります。
※本記事内の商品情報は、HEIM編集部の調査結果に基づいたものになります。