家庭用燻製器のおすすめ18選！コンパクトな燻製鍋も

企画・制作：

HEIM編集部 アウトドア チーム担当

「HEIM（ハイム）」は、暮らしをちょっと便利に、快適にするモノとの出会いを提供するサービスです。アウトドアチームでは、編集部独自のリサーチに基づき、さまざまなモノの選び方やおすすめアイテムを紹介しています。

家庭用燻製器の種類

スモーカータイプ｜高温で燻製する「熱燻（ねっくん）」に適している

スモーカータイプの家庭用燻製器は、アウトドアシーンで多く使われる金属製の缶タイプです。サイズ展開が豊富で、小型タイプは熱源と食材の距離が近いため、高温で燻製する「熱燻（ねっくん）」に適しています。30～80度の温度で燻製する「温燻（おんくん）」には、中型以上のタイプ、30度以下の低温で長時間燻製する「冷燻（れいくん）」には熱源との距離がある大型タイプが向いています。

燻製鍋｜短時間で手軽に燻製づくりが楽しめる

燻製鍋タイプの家庭用燻製器は、コンパクトで温度上昇が早い商品が多く、短時間で手軽に燻製づくりが楽しめます。鍋型の形状のため、アウトドアシーンはもちろん、自宅のキッチンで使いやすいのも特徴です。中には、燻製づくり以外にも温野菜や蒸しまんじゅう、焼き芋といった様々な調理が楽しめるタイプや、オーブンでのグリル調理やIHクッキングヒーター対応の商品もあります。

スモークディフューザータイプ｜自宅にある容器で燻製ができる

スモークディフューザータイプの家庭用燻製器は、密閉容器に入れた食材に本体先端のチューブを挿して使います。自宅にある容器を使い、手軽に燻製づくりが楽しめるのが特徴です。食材を選ばないため、生野菜や塩辛、ビールといった燻製器に入れられない食材の燻製づくりが楽しめるメリットもあります。約3分程度で食材の表面に燻製の香りがつき、本体が小型で扱いやすいので、手間や時間をかけずに燻製づくりを楽しみたい場合に向いています。

ダンボールタイプ｜コンパクトに持ち運べる

ダンボールタイプの家庭用燻製器は、組み立て式なのでコンパクトに持ち運べ、キャンプなどアウトドアシーンに便利です。本体が紙製で、使用後に廃棄しやすいのも特徴です。直火では使えないため、熱源にはスモークチップではなくスモークウッドを使用します。燻製づくりに必要なものが全てセットされており、組み立ても簡単で手軽に楽しめるので、燻製づくり初心者の入門用にもおすすめです。

グリル・家電タイプ｜煙やにおいが外にもれにくい

グリル・家電タイプの家庭用燻製器は、オーブンレンジのような形状の燻製に特化したロースターです。専用の燻製容器に食材やチップを入れ調理します。コンセントが熱源なので使える場所には限りがありますが、燻製時に煙やにおいが外にもれにくく、短時間で調理できるのがメリットです。肉や魚や卵、チーズなど様々な食材を使い、自宅で本格的な燻製を楽しみたい場合に向いています。

家庭用燻製器の選び方

素材で選ぶ

陶器製｜密閉性が高く火が通りやすい

陶器製の家庭用燻製器は、厚手の土鍋タイプが主流です。密閉性が高く、遠赤外線効果で食材に芯から火が通りやすいのが特徴です。重量があり衝撃に弱い素材なので、アウトドアなど持ち運びの多いシーンには不向きですが、煙が外にもれにいため室内での調理に向いています。見た目がおしゃれな商品が多く、キッチン周りのインテリアにこだわりのある方にもおすすめです。

金属製｜丈夫で壊れにくい

ステンレス、鉄など金属製の家庭用燻製器は、丈夫で壊れにくいためアウトドアシーンに向いています。ステンレス製の商品は、軽量でサビにも強く扱いやすいので、燻製づくり初心者の入門用にもおすすめです。鉄製の商品は、サビが生じやすいのでこまめなお手入れが必要ですが、熱伝導率と保温性が高く強火調理に強いメリットがあります。

燻製の種類にあったものをチェック

熱燻（ねっくん）｜炙り焼きのような風味が手軽に楽しめる

熱燻（ねっくん）は、80～140℃の高温で燻製する調理法です。約10分から1時間程度の短時間で燻製が完成し、炙り焼きのような風味が手軽に楽しめるので、アウトドアシーンにおすすめです。熱源と材料の距離が近いほどしっかり熱が入るため、熱燻には小型の鍋タイプや浅型の缶タイプといった商品が向いています。

温燻（おんくん）｜柔らかい口当たりに仕上げられる

温燻（おんくん）は燻製の一般的な調理法で、30～80℃の温度で燻煙をかけ食材をいぶします。数時間から1日程度じっくり時間をかけ調理するため、食材の水分含有量が50％前後となり、柔らかい口当たりに仕上がります。煙をしっかり循環させ、全体に燻煙を行きわたらせる必要があるため、中型以上の商品が向いています。

冷燻（れいくん）｜素材を長期保存しやすい

冷燻（れいくん）は、30℃以下の低温でじっくり調理するため、完成した燻製の水分量が40％程度となり長期保存しやすいのが特徴です。水分が少なめでしっかりとした歯ごたえがあり、うまみが濃縮した本格的な燻製がつくれます。熱源と食材の距離を保つ必要があるので、本体が大型の商品が適しています。食材のていねいな下処理が必要で、調理に長い時間を要するためアウトドアシーンには不向きです。

調理する量にあった大きさを選ぶ

家庭用燻製器は、調理したい量にあったものを選びましょう。複数の食材を同時にスモークする場合や、調理する量が多い場合には金網が2～3枚セットされたものや、2～3段など段数のあるものが向いています。魚を一匹丸ごと、ブロック肉など大きめの食材を調理する場合には、容器の直径が大きめの商品がおすすめです。

深さがあるものがおすすめ

家庭用燻製器は、縦長で燻煙が広がりやすい深型と、コンパクトな浅型があります。深型は縦長の形状で、食材の横置きだけでなく、つるしてのスモークにも対応でき、調理の幅が広く汎用性が高いです。また、煙が循環しやすいため食材にまんべんなく燻煙が行きわたり、熱源と適度な距離がとりやすいメリットもあります。キャンプなどアウトドアシーンには、深型でコンパクトに携帯できるダンボールタイプもおすすめです。

温度計を差し込めるかチェック

温度計が差し込めるタイプの家庭用燻煙器は、食材や燻製の種類に適した温度で調理しやすいのが特徴です。屋外で燻製をつくる際、外気温や風により内部の温度が左右され、燻製の仕上がりに影響を及ぼす場合があります。温度が高すぎると食材の焦げが生じ、低すぎると仕上がりにえぐみが出る場合もあるため、温度が本体に付いた商品もおすすめです。

対応する熱源を確認

家庭用燻製器は、商品によって対応可能な熱源が異なります。直火対応の商品は、ガスコンロだけが使えるものもあれば、IHやハロゲンヒーター対応のものもあるため、室内で使うときはキッチンの熱源にあったものを選びましょう。室内・アウトドアなど様々なシーンで使いたい場合は、対応する熱源の種類が豊富なものがおすすめです。

燻製鍋のおすすめ商品比較一覧表

商品		販売サイト	おすすめポイント
	キャプテンスタッグ BBQ用 燻製 鍋 ミニ マルチ	楽天市場2,812円 Amazon2,200円 Yahoo!2,508円	手軽に燻製調理ができるアウトドア用ミニサイズ
	オークス APELUCA アペルカ テーブル トップ スモーカー 銀	楽天市場11,738円 Amazon11,954円 Yahoo!13,285円	燻煙量や水蒸気の調整ができるコンパクトサイズ
	コールマン ステンレススモーカー2	楽天市場10,370円 Amazon10,380円 Yahoo!9,798円	温度管理がしやすい丈夫なステンレス製
	新越ワークス ユニフレーム インスタントスモーカー .	楽天市場5,800円 Amazon4,980円 Yahoo!5,551円	持ち運びや収納がしやすい折りたたみタイプ
	ベルモント 鉄製燻製鍋	楽天市場4,752円 Amazon4,028円 Yahoo!5,280円	簡単に燻製がつくれて大人数にも対応できる
	東彼セラミックス お手軽燻製鍋セット	楽天市場6,440円 Amazon6,645円 Yahoo!7,350円	燻製づくり初心者にもおすすめなトーセラム鍋
	竜清窯 竜清窯 燻製鍋	楽天市場7,177円 Amazon4,480円 Yahoo!5,059円	コンロ調理可能！コンパクトな土鍋型で密封性が高い
	ドウシシャ Live もくもくクイックスモーカー S ブラック	楽天市場3,999円 Amazon3,999円 Yahoo!3,999円	卓上で手軽に使えるかわいいコンパクトサイズ
	山口陶器 かもしか道具店 くんせい鍋	楽天市場 Amazon6,050円 Yahoo!	汎用性が高く普段使いがしやすい
	新富士バーナー ソト スモークポットDon つばき	楽天市場5,280円 Amazon5,280円 Yahoo!5,280円	家庭用のキッチンでも使用できるキュートなデザイン
	ホンマ製作所 キッチン スモークキュート グリーン	楽天市場7,635円 Amazon7,980円 Yahoo!7,635円	レシピ集付きで届いてからすぐに使うことができる
	マウンテンフィル イージースモーカー 燻製器	楽天市場4,898円 Amazon Yahoo!	使用するチップの量も少量ですむコンパクトサイズ
	太知ホールディングス アナバス 木のかおり燻製器	楽天市場3,450円 Amazon3,041円 Yahoo!3,450円	乾電池式でさっと使えるディフューザータイプ
	グリーンハウス グリーンハウス フードスモーカー シルバー	楽天市場5,778円 Amazon4,398円 Yahoo!4,950円	国産の3種類のスモークチップ付きで屋外でも使用可能
	BKLN DINER BKLN DINER スモーキングガン	楽天市場4,980円 Amazon4,700円 Yahoo!4,800円	数分でスモーク風味がつけられる小型タイプ
	キャプテンスタッグ ログハウス スモーカー・ブロックセット	楽天市場1,365円 Amazon1,418円 Yahoo!1,781円	ダンボール製で燻製づくりを気軽に試せる
	ロゴス スモーカー の森林 クラフトスモーカー	楽天市場3,592円 Amazon2,530円 Yahoo!2,530円	熱源不要で様々な場所で使用できる
	パナソニック ロースターけむらん亭 燻製容器付き NF-RT1000-T	楽天市場46,800円 Amazon11,500円 Yahoo!31,800円	部屋で本格的な燻製ができるロースター

• 掲載している参考価格・スペック等の情報について、万全の保証はいたしかねます。詳細な商品情報については、購入前に各メーカーの公式サイト等でご確認ください。
• 比較表内の空欄部分は調査中です。

【アウトドア用】家庭用燻製器のおすすめ5選

【室内用】家庭用燻製器のおすすめ6選

【スモークディフューザータイプ】家庭用燻製器のおすすめ4選

【ダンボールタイプ】家庭用燻製器のおすすめ2選

【家電タイプ】おすすめの家庭用燻製器

家庭用燻製機の使い方

スモークチップとスモークウッドを使い分ける

家庭用燻製器は、80～140度の高温で燻製する「熱燻（ねっくん）」には、火にかけて煙を起こすスモーキングチップが向いています。30～80度前後の温度で燻製する「温燻（おんくん）」、15～30度前後の低温で長時間燻製する「冷燻（れいくん）」には、一度着火したら一定時間燻煙が出るスモークウッドが適しています。スモークウッドはサイズの大小で燻煙時間の調整が可能です。

燻製チップのおすすめ12選！サクラやヒッコリーも

スモークウッドのおすすめ10選！メープルやウィスキーオークも

カセットガスコンロでつくるときのやり方

家庭用燻製器は調理時に高温になるため、蓋や底板を扱うときは厚手のミトンや軍手を着用し、素手での操作は避けましょう。また、スモークチップの燃焼には酸素が必要です。燃焼が悪い場合、蓋の間に割りばしを挟むもしくは蓋を横にずらすなど、本体に酸素が入りやすくするのがポイントです。

1. カセットガスコンロを安定感のある場所に設置する
2. 底板を熱源の上に置く
3. スモークチップを容器に入れ、底板の中央に設置する
4. 本体を底板にのせセットする
5. 網を本体にセットし、調理したい素材をのせる
6. コンロを点火し、燻煙がでるまで燃焼したら蓋をする
7. 燻製が終わったら火を止める

ダッチオーブンやフィッシュロースターもチェック

燻製に使うこともできる、ダッチオーブンやフィッシュロースターもおすすめです。それぞれの選び方やおすすめの商品を紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

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