黒ビールのおすすめ7選！種類や味の違いも解説

企画・制作：

HEIM編集部 酒 チーム担当

「HEIM（ハイム）」は、暮らしをちょっと便利に、快適にするモノとの出会いを提供するサービスです。酒チームでは、編集部独自のリサーチに基づき、さまざまなモノの選び方やおすすめアイテムを紹介しています。

【注意】20歳未満の飲酒は法律で禁止されています

日本国内では、未成年者飲酒禁止法により20歳未満の飲酒は禁止されています。また、2022年4月から成人年齢は18歳に引き下げられますが、お酒やたばこに関する年齢制限は20歳のまま維持されます。

黒ビールとは

黒ビールとは、焦がした麦芽を使用してつくられたビールのことです。黒ビールの特有の色と味わいは、ビールの主原料となる麦芽を80℃の熱風で乾かして成長をとめる「焙燥（ばいそう）」と、100℃以上の温度で麦芽を焦がす「焙煎（ばいせん）」の2つの作業を経ることにより生み出されています。

黒ビールの選び方

製法の違いで選ぶ

飲みごたえがあるエール系黒ビール

エール系ビールは、伝統的なビールの製造方法である「上面発酵」という製法でつくられています。上面発酵は、20～25℃の常温からやや高温で発酵し、発酵が進むと酵母がビールの上部に浮かび上がるため、そのように呼ばれています。伝統的な製法で、ラガー系ビールが主流となった19世紀以降もイギリスやベルギーで好まれています。味わいは、どっしりとした飲みごたえと芳醇なアロマが特徴です。

すっきり飲めるラガー系黒ビール

ラガー系ビールは、19世紀以降に主流となった「下面発酵」でつくられたビールのことです。0～15℃とやや低めの温度で発酵させ、発酵が進むとビールの底に酵母が沈むため下面発酵と呼ばれています。低温で発酵させるため菌や雑菌が繁殖しにくく、大量生産でも安定した品質を保つことができるので世界的に主流となりました。すっきりとした味わいでのどごしが良く、ゴクゴクと飲めることが特徴です。

種類別に選ぶ

どっしりとした味わいのスタウト

出典：Amazon.co.jp

スタウトとは、英語で「どっしりとした」という意味を持ちます。その名の通りスタウトは、強いローストの風味が感じられるどっしりとした濃厚な味わいが特徴です。炭酸は弱めで泡がクリーミーでまろやかなので、まったりとした飲み口です。アイルランド発祥のエール系のビールですが、同じくエール系のポーターよりもアルコール度数は高めにつくられています。

ホップの苦みと麦芽の香りが際立つポーター

ポーターは、濃色麦芽の香りとホップの苦みが際立つ黒ビールです。スタウトと同じくエール系ですが、スタウトに比べるとアルコール度数が低いので、黒ビールの味わいを楽しみたいけれどアルコールにあまり強くないという方におすすめです。イギリスが発祥で、古くなって酸味が出たビールに、ブラウンエールとペールエールを混ぜ合わせてつくったビールの味をモデルにして生まれたビールです。

香ばしさが特徴のシュバルツ

出典：Amazon.co.jp

麦芽を真っ黒になるまで焙煎した、チョコレートやナッツのような香ばしさが感じられる黒ビールです。ドイツのバイエルン地方が発祥で、シュバルツはドイツ語で「黒」という意味を持ちます。色の割には苦みは控えめですっきりと飲める、下面発酵でつくらえたラガー系黒ビールです。

すっきりとした味わいのデュンケル

出典：Amazon.co.jp

麦芽を真っ黒になる直前まで焙煎しているので風味が強く、すっきりとした味わいです。また、苦味が少なく、軽い口当たりとまろやかさが特徴となります。デュンケルとは、ドイツ語で「暗い」という意味を持ち、ドイツで古くから製造されているラガー系の黒ビールです。

添加物が少ない黒ビールがおすすめ

ビールの主原料は「麦芽」「ホップ」「水」「酵母」の4種類です。そのため黒ビール本来の味わいを楽しむためには、このほかの余計な添加物が入っていない製品や、添加物が少ない製品がおすすめです。黒ビールの種類によっては、長期保存でも品質を保つための酸化防止剤や、味や香りを良くするための香料や調味料などが含まれているものがあります。黒ビールを購入する際に、パッケージやラベルに記載された原材料名を確認してみてください。

アルコール度数5％を基準にする

普通のビールのアルコール度数は4.5～6%程度のものが主流です。しかし黒ビールのアルコール度数は、5～11%ほどとやや高めになっています。ワインや日本酒などと比べるとアルコール度数は低いのですが、ビールは「ゴクゴク飲む」方も多くどうしても飲酒量が増えやすくなります。そのため、量をたくさん飲む方やお酒にそこまで強くない方はアルコール度数が5%程度のものを基準に選ぶと安心です。

価格で選ぶ

黒ビールは、麦芽をローストした苦みや芳醇な香り、甘みなどが強く、普段飲んでいる黄金色のビールとは味わいが異なります。そのため、ビールは好きだけど黒ビールはちょっと苦手だと感じる可能性があります。初めて飲む際に高価な黒ビールを選び、黒ビールの風味自体が苦手だったらもったいなく感じるでしょう。そこで最初は手ごろな価格の黒ビールを選び、おいしく感じられたなら徐々に高価なものを試してみることをおすすめします。

黒ビールはグラス飲みするのがおすすめ

缶や瓶の黒ビールをそのまま飲むと、泡を感じることができません。黒ビールの味わいの中に、泡のまろやかさを楽しむというポイントがあります。泡をしっかりと味わうためにも、グラスに移し替えてから飲むようにしましょう。グラスは清潔なものを使用し、中に繊維が残らないようにできれば自然乾燥させたものを使用します。グラスを斜め45度に傾けて、静かにビールを注ぎましょう。その後約2分程度待つことで泡が表面に集まるため、よりおいしく飲むことができます。

黒ビールはカクテルベースにすれば飲みやすい

黒ビールの風味は好きだけど、1本全部は飲みきれないという方は、黒ビールをベースにしたカクテルもおすすめです。コーラ+黒ビール、シャンパン+黒ビール、オレンジジュース+黒ビール、電子レンジで加熱した黒ビール+好みで砂糖などがおいしく飲めると言われています。また、デザート代わりに黒ビールにアイスを浮かべてもおいしくいただくことができます。

黒ビールのおすすめ7選

黒ビール以外のビールも詳しくチェック

今回は黒ビールについて紹介しました。下記リンク先では、缶ビールの選び方や、おいしい注ぎ方などを詳しく紹介しています。ビール好きの方は、ぜひ併せてご覧ください。

缶ビールのおすすめ26選！飲みやすいタイプや海外ビールも

黒ビールのおすすめ商品比較一覧表

商品		販売サイト	おすすめポイント	アルコール度数	内容量
	キリン 一番搾り〈黒生〉 350mlx24本 350mlx24本	楽天市場5,070円 Amazon4,988円 Yahoo!4,699円		5%	350ml×24本
	アサヒビール アサヒ スーパードライ ドライブラック ビアホール仕立ての黒 350ml×24本	楽天市場 Amazon Yahoo!		5.5%	350ml×24本
	サントリー ザ・プレミアム・モルツ 黒 500ml×24本	楽天市場7,600円 Amazon Yahoo!		5.5%	500ml×24本
	ギネス エクストラ スタウト	楽天市場309円 Amazon Yahoo!		5%	330ml×24本
	ケストリッファー ケストリッツァー シュヴァルツビア	楽天市場580円 Amazon630円 Yahoo!		4.8%	330ml
	サンクトガーレン 黒糖スイートスタウト 2本セット	楽天市場 Amazon Yahoo!		6.5%	330ml×2本
	サンクトガーレン スイートバニラスタウト 2本	楽天市場 Amazon1,997円 Yahoo!		6.5%	330ml×2本

• 掲載している参考価格・スペック等の情報について、万全の保証はいたしかねます。詳細な商品情報については、購入前に各メーカーの公式サイト等でご確認ください。
• 比較表内の空欄部分は調査中です。