【2023年版】天体望遠鏡のおすすめ15選！小学生向けも

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HEIM編集部 カメラ チーム担当

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天体望遠鏡の魅力

出典：www.photo-ac.com

天体望遠鏡は、遠い場所にある惑星や星雲などの姿を、近くにいるかのような感覚で観察できるのが魅力です。倍率の高いものであれば、月のクレーターや木星の縞模様、土星の輪といった肉眼では確認できない詳細な部分まで捉えられます。星を自動で追いかける機能、スマホで撮影できる機能など、初心者や上級者向けまで様々な商品があるので、用途や好みにあったものを選びましょう。

天体望遠鏡の仕組み

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天体望遠鏡は、鏡筒の両端に搭載された対物レンズと接眼レンズによって、光を集めて拡大する仕組みです。対物レンズは空に向ける側に取り付け、星から発せられる光を集めます。接眼レンズはファインダー内にあるもので、対物レンズが集めた光を拡大します。鏡筒は架台（スタンド）に取り付けて三脚に固定し、角度を調整して星空を観察するのが一般的な方法です。

天体望遠鏡の選び方

鏡筒（きょうどう）の種類で選ぶ

屈折式｜初心者の方におすすめ

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屈折式の天体望遠鏡は、対物レンズで集めた光を屈折させて像をつくるタイプです。鏡筒内で気流が起きにくい構造なため、視界に写る像が安定しやすいのが特徴です。組み立てやすく、お手入れも頻繁に行わなくて良いため、天体望遠鏡の扱いに慣れていない初心者の方にも向いています。集光用のレンズを複数使用するため、やや重さがあることも考慮しておきましょう。

反射式｜暗い星も観測しやすい

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反射式の天体望遠鏡は、大きな凹型の反射鏡で集めた光を斜鏡で反射させ、接眼レンズで拡大するタイプです。天体の周囲ににじみが出にくく、屈折式よりもきれいな像を見えるのが特徴です。口径の大きい商品が多く、高倍率で観察できるため、木星や土星など距離の遠い星を見るのにも向いています。鏡筒の先端が開いており、内部で気流が発生しやすいため、使用前にしばらく外気温に慣らす必要があります。サイズが大きいため取りまわしが難しく、お手入れにも手間がかかるため、天体望遠鏡の扱いに慣れている方におすすめです。

カタディオプトリック式｜コンパクトでも高倍率で観測できる

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カタディオプトリック式の天体望遠鏡は、屈折式と反射式の良いところを組み合わせたタイプです。コンパクトで軽量なため持ち運びやすく、高い倍率でも像が明るくきれいに見えるのが特徴です。鏡筒が太く、反射式と同様、内気温と外気温の差があるときは内部で気流が起きやすいため、使用前は慣らしが必要があります。また、衝撃に弱いため、使用する際はなるべく丁寧に扱いましょう。

レンズの大きさ（口径）で選ぶ

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天体望遠鏡は、レンズの直径を示す口径が大きいほどたくさん光を集められるため、像も明るくなるのがメリットです。遠くの距離にある星は光が弱く、像が暗くなりやすいため、口径が大きめのレンズを使用するのがおすすめです。口径サイズの目安は、月を見る場合は60mm以上、木星や土星であればおおよそ80mmが基準です。なお、適正倍率は口径の2倍程度で、倍率を上げすぎると像がぼやけて暗くなりやすいため、見たい天体にあわせた倍率をチェックしましょう。

レンズの望遠倍率で選ぶ

50倍以下｜星雲や星団を観測できる

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望遠倍率が50倍以下のレンズは、星雲や星団を観察したい場合に向いています。オリオン大星雲やアンドロメダ銀河などは、20〜30倍ほどの倍率があれば観察できます。30倍以上の倍率であれば、月のおおよその全体像も確認可能です。なお、天体望遠鏡の倍率は、「対物レンズの焦点距離÷接眼レンズの焦点距離」で求められます。対物レンズの焦点距離が910mm、接眼レンズの焦点距離が10mmの場合、倍率は91倍となります。

50～150倍｜月の表面を観測できる

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望遠倍率が50〜150倍ほどのレンズは、遠くにある月の姿をじっくり観察したい場合に向いています。50倍ほどあれば月の全体像がはっきり確認でき、100倍になると月のクレーターや木星の縞模様といった表面の姿も観測できます。150倍の倍率では、月にある小さな起伏や海の姿といった、細かい姿まで観測可能です。

150倍以上｜遠くの惑星を観測できる

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望遠倍率が150倍以上のレンズは、地球から離れた土星や金星などの太陽系惑星を観察したい方におすすめです。200倍以上あるものであれば、水星や火星の模様、土星の輪や縞模様なども見えやすくなります。遠くの距離にある星を見る場合は、光が弱く像が暗くなりやすいため、口径サイズの大きいものを使う必要があります。

鏡筒を支える架台で選ぶ

経緯台｜シンプルな操作で扱いやすい

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経緯台は、垂直方向と水平方向の2方向に動かして天体を捉えるのが特徴です。操作しやすく、組み立てやすいため、初心者の方でも扱いやすいのがメリットです。重量も軽めなので、持ち運びやすく、子どもが使いやすいのもポイントです。比較的安い価格のものも多いため、購入コストを抑えたい場合にも向いています。天体の動きまでは追いにくいため、短時間での観測に適しています。

赤道儀｜天体の動きに沿って追尾できる

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赤道儀は、地球の自転にあわせた動きで天体を追跡するのがメリットです。北極星の方向に極軸をあわせておくことで、日周運動の動きに沿って観察したい天体を追えるため、長時間の天体観察が可能です。経緯台に比べて設定や操作の難易度が高いため、天体望遠鏡の扱いに慣れた上級者の方に向いています。

自動追尾・自動導入機能付きがおすすめ

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自動追尾・自動導入機能付きの天体望遠鏡は、追跡や見つけるのが難しい星を観察したい場合におすすめです。自動追尾機能は、地球の自転にあわせて天体を自動で追いかけるため、長時間の観察でも対象の星を見失いにくいのが特徴です。自動導入機能は、見たい天体を設定すると自動で探し出すため、見つけにくい暗めの星の観察をしたいときに向いています。

スマホやカメラで撮影できるタイプもチェック

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スマホ撮影に対応した天体望遠鏡は、スマホやカメラを固定して天体の写真をきれいに撮影できるのが特徴です。スマホ単体では捉えられない天体でも、はっきりと写真に収められるのがメリットです。接続に使うアダプターや専用ホルダーは別売りになっている場合もあるため、セット内容をチェックしましょう。

屋外で組み立てやすいものがおすすめ

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天体望遠鏡は、外に持ち出して使うため、組み立てやすさもチェックしましょう。部品が少ないものや、工具なしで組み立てられるタイプは、設置でのわずらわしさを減らせるのが特徴です。重量が軽めの商品は、子どもでも扱いやすく、気軽に持ち運びができます。天体望遠鏡の扱いに慣れていない初心者の方は、分解や組み立てに時間がかからないよう、シンプルな構造を採用した商品が向いています。

天体望遠鏡のメーカー別の特徴

ビクセン（Vixen）｜初心者でも操作しやすい

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ビクセンは、初心者でも扱いやすい天体望遠鏡を多く販売しています。「ポルタII A80Mf 」や「ポルタII R130Sf」は、三脚と架台の脱着が簡単で、鏡筒の向き調整がしやすいのが特徴です。「スペースアイ600」は軽量タイプで、価格も1万円ほどとリーズナブルなので、初めての方にも向いています。

ケンコー・トキナー（Kenko・Tokina）｜手頃な価格で使える

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ケンコー・トキナーの天体望遠鏡は、コスパの良い商品の多さが特徴です。コンパクトタイプの「SKY WALKER SW-0」は、5,000円ほどの低価格で、3種類の接眼レンズと3倍バーローレンズが付属しています。「Sky Explorer SE-AT100N」は、比較的リーズナブルな価格ながら、長時間撮影に便利な自動追尾機能を搭載しているのが魅力です。

スコープテック｜子どもへのプレゼントにもおすすめ

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スコープテックは、子どもにも使いやすい商品を取り扱っているのが特徴です。小学生向けの「ラプトル60」や「アトラス60」は、のぞき穴ファインダーを備えており、2つの円の中心に星を入れるだけで望遠鏡の視界に捉えられます。架台の脚は伸縮式のため、大人も一緒に使えるのがポイントシーズンです。天体好きな子どもへの誕生日やクリスマスプレゼントにもおすすめです。

天体望遠鏡のおすすめ商品比較一覧表

商品		販売サイト	おすすめポイント	光学形式	架台タイプ	倍率	分解能	極限等級	ファインダー	付属機能	集光力	本体重量
	ビクセン 天体望遠鏡 ポルタII A80Mf	楽天市場55,949円 Amazon50,395円 Yahoo!50,210円	鏡筒から手を離した位置で止まるフリーストップ式	屈折式	経緯台	46倍, 144倍	1.45秒	11.3等星	6倍30mm	写真撮影対応(別途アダプター要)	131倍	鏡筒:3.3kg/架台:5.7kg
	ビクセン 天体望遠鏡 スペースアイ600	楽天市場17,982円 Amazon17,245円 Yahoo!17,983円	初心者にも使いやすいシンプルなつくり	屈折式	経緯台	30倍, 100倍	2.32秒	10.3等星	6倍24mm	写真撮影対応(別途アダプター要)	51倍	3.3kg
	ビクセン セレストロン 天体望遠鏡 StarSense Explorer LT80AZ	楽天市場39,963円 Amazon37,840円 Yahoo!43,060円	スマホアプリが照準をあわせる方向を案内	屈折式	経緯台	36倍, 72倍, 90倍, 180倍	1.45秒	11.3等星	スターポインターファインダー	スマホ撮影対応(別途アダプター要)	131倍	4.17kg
	ビクセン セレストロン 天体望遠鏡 Travel Scope 70 with Back Pack	楽天市場 Amazon12,549円 Yahoo!35,680円	最大400倍の光学ズーム機能を搭載	屈折式	経緯台	20倍, 40倍	1.66秒	11等星	5x24ファインダー	スマホ撮影対応(別途アダプター要)	100倍	2.99kg
	ケンコー・トキナー 天体望遠鏡 SKY WALKER SW-0	楽天市場 Amazon5,220円 Yahoo!5,361円	持ち運びに便利な軽量コンパクト設計	屈折式	経緯台	通常時:18倍, 28.8倍, 90倍/3倍バーローレンズ併用時:54倍, 86.4倍, 270倍	2.4秒	10.2等星	5倍24mm	写真撮影対応(別途アダプター要)	51倍	鏡筒:0.34kg/架台:0.55kg
	スコープテック ラプトル60 天体望遠鏡セット	楽天市場 Amazon23,800円 Yahoo!	小学校低学年から使える屈折式の天体望遠鏡セット	屈折式	経緯台	35倍, 87.5倍	メーカー記載なし	メーカー記載なし	のぞき穴ファインダー	スマホ撮影対応(別途オプション要)	メーカー記載なし	2.5kg
	スコープテック アトラス60 天体望遠鏡セット	楽天市場 Amazon38,900円 Yahoo!40,456円	倍率133倍に対応した本格的な天体望遠鏡	屈折式	経緯台	40倍, 64倍, 133倍	メーカー記載なし	メーカー記載なし	のぞき穴ファインダー	スマホ撮影対応(別途オプション要)	メーカー記載なし	4.7kg
	池田レンズ工業 天体望遠鏡 リゲル60	楽天市場27,680円 Amazon27,680円 Yahoo!27,680円	初心者にも使いやすい素通し式ファインダー	屈折式	経緯台	35倍, 117倍	メーカー記載なし	メーカー記載なし	素通しファインダー	スマホ撮影対応	メーカー記載なし	鏡筒:0.61kg/架台:2.38kg
	ビクセン 天体望遠鏡 ポルタII R130Sf	楽天市場63,641円 Amazon62,200円 Yahoo!59,525円	小物置きに便利なアクセサリートレイ付き	反射式	経緯台	33倍, 103倍	0.89秒	12.3等星	6倍30mm	写真撮影対応(別途オプション要), スマホ撮影対応(別途オプション要)	345倍	鏡筒:5.3kg/経緯台:5.7kg
	ビクセン セレストロン 天体望遠鏡 StarSense Explorer DX130AZ	楽天市場74,000円 Amazon74,000円 Yahoo!74,000円	専用スマホアプリによる連動が可能	反射式	経緯台	26倍, 65倍	0.89秒	12.3等星	スターポインターファインダー	スマホ撮影対応(別途アダプター要)	345倍	メーカー記載なし
	ケンコー・トキナー 天体望遠鏡 Sky Explorer SE-AT100N	楽天市場 Amazon33,991円 Yahoo!43,978円	天体を自動で追いかける自動追尾機能付き	反射式	経緯台	14倍～200倍	1.16秒	11.8等星	6倍24mm	自動追尾機能, 自動導入機能(別途オプション要), 写真撮影対応(別途アダプター要)	204倍	鏡筒:1.6kg/架台:4kg
	‎スカイウォッチャー 天体望遠鏡 スタークエスト P130N	楽天市場38,150円 Amazon44,033円 Yahoo!37,980円	明るくて見やすい大口径レンズ付き	反射式	赤道儀	26倍, 65倍	メーカー記載なし	12.4等星	レッドドットファインダー	自動追尾機能(別途オプション要)	345倍	（約）8.4kg
	‎スカイウォッチャー 天体望遠鏡 P130 VIRTUOSO Gti	楽天市場51,480円 Amazon50,199円 Yahoo!	スマホ連動による自動導入機能付き	反射式	経緯台	26倍, 65倍	メーカー記載なし	12.4等星	レッドドットファインダー	自動追尾機能, 自動導入機能, スマホ撮影対応(別途アダプター要)	345倍	（約）7.3kg
	レイメイ藤井 天体望遠鏡 RXA125	楽天市場12,551円 Amazon9,480円 Yahoo!12,551円	インテリアアイテムとしてもおしゃれなデザイン	反射式	経緯台	通常時:15倍, 75倍/2倍バーローレンズ使用時:30倍, 150倍	1.52秒	11.9等星	5倍24mm	スマホ撮影対応	118倍	メーカー記載なし
	ビクセン セレストロン 天体望遠鏡 NexStar 5SE SCT	楽天市場170,520円 Amazon140,555円 Yahoo!186,830円	あらゆる星を観測できる豊富な天体情報を収録	カタディオプトリック式	経緯台	50倍	0.91秒	12.3等星	スターポインターファインダー	自動導入機能, 写真撮影対応(別途アダプター要)	329倍	12.5kg

• 掲載している参考価格・スペック等の情報について、万全の保証はいたしかねます。詳細な商品情報については、購入前に各メーカーの公式サイト等でご確認ください。
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【屈折式】天体望遠鏡のおすすめ8選

【反射式】天体望遠鏡のおすすめ6選

【カタディオプトリック式】おすすめの天体望遠鏡

天体望遠鏡の使い方

天体望遠鏡を使用する際は、以下の手順でファインダーあわせを行いましょう。

1. 外が明るいうちにファインダーあわせを開始する
2. 観測したい対象物を決める
3. 対象物が接眼レンズの視界の真ん中に来るよう向きをあわせる
4. ファインダーの十字線中央に対象物が来るようネジで調整する
5. 接眼レンズとファインダーのいずれも、対象物が視界の中心にあることを確認する

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