プラスチック接着剤のおすすめ12選！ポリプロピレン対応や耐水・耐熱も

企画・制作：

HEIM編集部 作業用品 チーム担当

「HEIM（ハイム）」は、暮らしをちょっと便利に、快適にするモノとの出会いを提供するサービスです。作業用品チームでは、編集部独自のリサーチに基づき、さまざまなモノの選び方やおすすめアイテムを紹介しています。

プラスチック接着剤とは

プラスチック接着剤とは、接着しにくい特性を持つプラスチックを接着するためのアイテムです。通常の接着剤をプラスチックに使用すると、接着剤をはじいてしまうため接着できません。プラスチック接着剤は、難接着の素材でも接着剤がなじみやすいように、成分を変えたりプライマー液を付属したりするなどの工夫が凝らされています。

プラスチック接着剤の選び方

対応している素材で選ぶ

ポリプロピレン・ポリエチレンには難接着物用のものがおすすめ

ポリプロピレンやポリエチレンは接着が困難な材料に分類されるため、難接着物用のプラスチック接着剤がおすすめです。下処理を行うためのプライマーが付属した商品や、単品でも難接着材料に一定の効果を発揮する商品を選びましょう。プラスチックに使える接着剤でも、ポリプロピレンやポリエチレンには使えない商品も多いため、プラスチック接着剤を購入する際には説明書きを確認する必要があります。

ナイロンには難接着物用や布用のものがおすすめ

ナイロンは接着しにくい材料に分類されるため、難接着物用のプラスチック接着剤や布用の接着剤がおすすめです。布状のナイロンの接着には弾性系が、固形のナイロンの接着には熱硬化性樹脂系が使いやすいです。プラスチック接着剤を購入する際には説明書きをチェックして、用途にナイロンの記載がある商品を選びましょう。

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ポリエステルには布専用のものがおすすめ

ポリエステルの接着には、布専用の接着剤がおすすめです。ポリエステルだけではなく、綿、レーヨン、キュプラ、ナイロン、塩化ビニル、アクリル、羊毛の接着にも使用でき、接着後に洗濯やドライクリーニングが行える商品も販売されています。1つあると様々な素材の布にも使えるためおすすめです。

アクリル・ABS樹脂・PVCにはアクリル用のものがおすすめ

アクリルやABS樹脂、PVCの接着には、アクリル用のプラスチック接着剤がおすすめです。これらの素材は一部の有機溶剤に溶ける性質があり、溶けた素材同士を溶着して接着します。商品を購入する前に用途欄をチェックして、アクリル、ABS樹脂、PVCなどの記載があるかどうかを確認しましょう。

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目的・用途にあわせて選ぶ

強度を重視するならエポキシ系

強度を重視する場合には、エポキシ系のプラスチック接着剤がおすすめです。2液に分かれた商品が多く、基剤と硬化剤を混ぜあわせて接着します。強度や耐熱性に優れ、電気絶縁性も持つため、様々な用途で活用できます。ただし、エポキシ系の接着剤は、硬化する際に熱が必要となるため、寒い季節は固まりにくいことが難点です。

スピードを重視するなら瞬間接着系

スピードを重視する場合には、瞬間接着剤系のプラスチック接着剤がおすすめです。短時間で接着できるため、作業がスムーズに進められます。ただし強度は低く、衝撃にも弱いため、接着力を重視する場所への使用は適していません。

耐熱性・耐水性を重視するならシリコーン系

耐熱性や耐水性を重視する場合には、シリコーン系のプラスチック接着剤がおすすめです。氷点下から100度近い高温までの温度変化に耐えられるため、屋外でも使いやすいです。硬化するとゴムのような弾性を持ち、衝撃を吸収分散して緩和するため、耐久性にも優れています。

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プラスチックと木材の接着には多用途接着剤を選ぶ

プラスチックと木材や、プラスチックと金属などの異なる素材の接着には、多用途タイプのプラスチック接着剤を選びましょう。多用途タイプの接着剤は対応可能な素材の幅が広いため、異なる素材の接着に適しています。ただし、接着できる素材は商品によって異なるため、購入前に用途の確認が必要です。

目立たない色を選ぶ

プラスチック接着剤を選ぶ際には、硬化後に目立たない色を選びましょう。色調は商品によって異なり、ホワイト、クリア、ブラックが主流です。また、クリアタイプは乾くと黄色っぽくなる商品もあるため、色の変化についても購入前に確認しておきましょう。黒色の靴やバッグを修復する場合などには、ブラックがおすすめです。

凹凸面にはゼリー状の接着剤がおすすめ

凹凸面に使用する場合は、ゼリー状のプラスチック接着剤がおすすめです。液ダレしにくいため、多少の隙間がある部分や垂直面などにも使いやすいのが魅力です。

UVライトで硬化するタイプもチェック

プラスチック接着剤には、UVライトで硬化させるタイプもあります。接着剤を塗布してライトを当てるとわずか数秒で硬化するため、プラスチックやガラス、陶器などの補修、修復におすすめです。また、硬化するとプラスチックと同様の特性を持ち、研磨や塗装が行える商品もあるため、欠けた部分の成形にも使えます。

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プラスチック接着剤のおすすめ商品比較一覧表

商品		販売サイト	おすすめポイント	用途	硬化時間	耐熱性	耐水性	内容量
	セメダイン PPX	楽天市場1,070円 Amazon1,078円 Yahoo!1,032円	2種類のノズルで用途にあわせやすいペンタイプ	ポリエチレン, ポリプロピレン, シリコーンゴム, ポリアセタール, フッ素樹脂	約30分	×	×	接着剤:3g/プライマー:3g
	コニシ ボンド アロンアルフア プラスチック用 a_1本	楽天市場618円 Amazon618円 Yahoo!632円	細かい部位でも使用できるプラスチック専用	金属, プラスチック, 合成ゴム, 軟質ビニール, ポリエチレン, ポリプロピレン	5〜10分	×	×	2g
	スリーエム スコッチ 超強力接着剤 プレミアゴールド スーパー多用途 b. 透明20g	楽天市場432円 Amazon552円 Yahoo!432円	耐久性に優れている透明タイプ	木, 金属, プラスチック（ポリプロピレン, ポリエチレン含む）, 合成ゴム（EPDM, シリコーンゴム含む）, 軟質塩化ビニル, 皮革, 陶磁器, タイル	実用強度:数時間/完全硬化:24時間	×	×	20g
	ダイソー ボンド プラスチック用	楽天市場 Amazon Yahoo!	透明タイプで色残りしない	プラスチック	メーカー記載なし	×	×	20ml
	セメダイン スーパーX クリア 20ml 1本	楽天市場502円 Amazon640円 Yahoo!377円	接着層が衝撃を吸収するゴムタイプ	木, 金属, プラスチック, ゴム, 石, 紙, 皮革	約5〜10分	○	○	20ml
	セメダイン 難接着材料用接着剤 2液性	楽天市場665円 Amazon909円 Yahoo!1,010円	プラスチックだけでなく金属にも使える高強度タイプ	ステンレス, アルミ, プラスチック, エンジニアリングプラスチック	硬化時間:約40分/実用強度:24時間	×	×	40g
	武藤商事 プラリペア クリアー クリア	楽天市場1,470円 Amazon1,145円 Yahoo!1,280円	模型やプラモデルの組み立てに使いやすい	木, アルミ, プラスチック, 石, 陶器	5分	×	×	粉:5g/液:10ml
	ヘンケル ロックタイト 強力瞬間接着剤 ピンポインター	楽天市場766円 Amazon573円 Yahoo!654円	サイドボタンで液量が自在に調節できる極細ノズル	木, 金属, 硬質プラスチック, 合成ゴム, 陶磁器, 厚紙	20秒〜数分	×	○	5g
	ザ・ゴリラグルー・カンパニー ゴリラグルー クリア	楽天市場1,267円 Amazon936円 Yahoo!1,018円	強力タイプでも直後は調節可能な多用途タイプ	木, 金属, ガラス, プラスチック, ゴム, 石材, 陶器	固定:2時間/完全硬化:24時間	○	○	51ml
	コニシ ボンド アロンアルフア プロ用耐衝撃 1本	楽天市場924円 Amazon779円 Yahoo!920円	衝撃や振動に強く幅広い用途に使える	木, 金属, プラスチック, 合成ゴム, 陶器	メーカー記載なし	×	×	20g
	ビスベラ ライトボンド5	楽天市場2,461円 Amazon1,498円 Yahoo!	あらゆる素材に使用できる紫外線硬化タイプ	金属, ガラス, プラスチック, 陶器, コードの被覆の修復	5秒	×	×	4g
	ボンディック 液体プラスチック接着剤 スターターキット BONDIC EVO スターターキット	楽天市場2,738円 Amazon2,280円 Yahoo!2,658円	1つで修理や成形が行えるLEDライト付き補修剤	木, 金属, プラスチック, 石, レンガ, セラミック	4秒	×	○	4g

• 掲載している参考価格・スペック等の情報について、万全の保証はいたしかねます。詳細な商品情報については、購入前に各メーカーの公式サイト等でご確認ください。
• 比較表内の空欄部分は調査中です。

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プラスチック接着剤を使うときのポイント

接着面の汚れを落とす

プラスチック接着剤を使用する前に、あらかじめ接着面の汚れを落としましょう。接着面に、ほこり、ゴミ、水分、油分が付着していると、接着剤がなじまずに接着できません。また、接着面が塗装されている場合は、塗装がくっつく力より接着剤がくっつく力の方が大きいため、塗装がはがれる可能性があります。汚れと共に、塗装を落としておきましょう。また、表面にざらつきや凹凸がある場合は、サンドペーパーで削るなどして平らにすると接着しやすくなります。

接着剤は薄く均一に塗り広げる

プラスチック接着剤は、厚塗りにならないよう、薄く均一に塗り広げましょう。接着する物体の間に挟まる接着剤は、できるだけ薄い方が好ましいです。また、厚く塗ることで塗りムラが生じると、接着力が弱くなるため注意が必要です。

プラスチック接着剤をはがす方法

リムーバーを使用する

1. はがしたいプラスチック接着剤に厚みがある場合は、あらかじめカッターで削り取る
2. 残ったプラスチック接着剤にやすりをかけて磨く
3. コットンやスポンジに、プラスチック専用リムーバーを染み込ませる
4. はがしたい部分にリムーバーをしっかりと浸透させる
5. リムーバーを拭き取るか洗い流す

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カッターやヤスリで削り取る

1. はがしたいプラスチック接着剤の周辺を、マスキングテープやセロテープで保護する
2. カッターややすり、サンドペーパーでプラスチック接着剤のみを削る
3. 接着剤がほとんどはがれたら、目の細かなサンドペーパーで磨く
4. プラスチックに残る傷が気になる場合は、コンパウンド（研磨剤）できれいに磨く

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プラスチック以外の専用接着剤もチェック

専用接着剤にはガラス用や金属用、ゴム用、アクセサリーや靴向けなど様々な種類があります。それぞれの選び方やおすすめの商品を紹介しているので、あわせてチェックしてみてください。

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