目次
オリーブオイルの種類
バージンオリーブオイル
日本オリーブオイル教会によると、バージンオリーブオイルはオイルに変質をもたらさない温度条件下にて、オリーブの果実から機械、もしくはほかの物理的方法によって抽出されたオイルのことです。洗浄やデカンテ―ション(沈殿物を沈めてから上澄みだけを取ること)、遠心分離、ろ過以外の処理を施していないものとなります。日本のJAS規格ではオリーブオイルは2種類に分けられていますが、IOC(国際オリーブ協会)規格では更に細かく9種類に分類されていて、バージンオリーブオイルだけでも「エクストラバージンオリーブオイル」「バージンオリーブオイル」「オーディナリーバージンオリーブオイル」の食用に適している3種類と、そのままでは食用に適さない「ランパンテバージンオリーブオイル」の4種類に分けられています。今回は、最高クラスであるエクストラバージンオリーブオイルについて紹介します。
ピュアオリーブオイル
ピュアオリーブオイルは、精製法によって抽出された「精製オリーブオイル」と「バージンオリーブオイル」をブレンドしたオイルのことです。バージンオリーブオイルと比較すると、味や香りがやや落ちると言われています。
日本のエクストラバージンオイルは偽物か
実は、日本でエクストラバージンオイルとして販売されている商品のほとんどが、「偽物」だと言われています。これは、JAS規格とIOC規格の規格基準の違いによるものです。前述のとおり日本のJAS規格では、バージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルの2種類にしか分類されておらず、遊離酸度2.0%以下であれば、エクストラバージンオイルの表示が認められていて、それ以外はピュアオイルに分類されてしまいます。一方、多くの国が基準としているIOC基準は、遊離酸度0.8%以下の製品しかエクストラバージンオイルとは認められていません。そのため、日本では「偽物」のエクストラバージンオイルが販売されているという印象を与えているようです。日本では、2010年に設立された日本オリーブ協会(JOA)が、日本で唯一IOCに加盟している団体となり、日本でも世界基準のオリーブオイルの普及活動を行っています。
エクストラバージンオイルに期待できる効果
美容効果
エクストラバージンオイルは、おいしいだけではなく美容効果も期待できると言われています。主な美容効果は、スクワレンによる保湿効果、オレウロペインとヒドロキシチロソールによる美白効果、オレイン酸による便秘改善効果です。
生活習慣病の予防
エクストラバージンオイルには、抗酸化作用を持つオリーブオイルポリフェノールが30種類以上も含まれています。抗酸化作用は体内で過剰に発生した活性酸素を除去するので、生活習慣の予防に効果があると言われています。
ダイエット効果
エクストラバージンオイルを食事の1時間ほど前に摂取しておくことで、満腹感が得られるため自然に食事量を減らすことができます。また、エクストラバージンオイルで便秘を解消することで、体内の老廃物を排出できるため、ダイエット効果につながると言われています。
アンチエイジング効果
エクストラバージンオイルがもつ美肌作用、抗酸化作用には、エイジング効果も期待できます。また、エクストラバージンオイルに含まれるクロロフィルには体内の毒素を排出する効果があるとされており、若々しい肌に導く効果が期待できます。
エクストラバージンオイルの選び方
酸化を防げる容器かどうかボトルで選ぶ

出典:Amazon.co.jp
オリーブオイルは酸素や光にさらされることで劣化が進みます。そのため、酸素と光からオリーブオイルを守る容器の製品を選びましょう。具体的には、遮光瓶(深緑などの色つきの瓶)がおすすめです。色つきでもペットボトルは酸素を通しやすいので、避けた方が良いでしょう。
ラベルで本物かどうかをチェック
前述のとおり日本ではオリーブオイルは2種類にしか分類されていないため、よりおいしいエクストラバージンオイルを選ぶためには、ラベルのチェックは欠かせません。ラベルでは、原産国やオリーブの品種、収穫時期などを確認するとともに、酸度が0.8%以下であることもチェックしましょう。
食べる量にあわせたサイズで選ぶ
エクストラバージンオイルは、酸素に触れると劣化するため短期間で食べきれるサイズを選ぶことが大切です。遮光瓶に入っていても、開封後は徐々に劣化が進むので気をつけましょう。
産地で選ぶ

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エクストラバージンオイルは、産地によって味や風味が異なります。オリーブオイル生産国として有名なイタリアやスペインでも、それぞれの地方によって味の特徴があると言われています。また、トルコ、ギリシャ、シリア、国産のエクストラバージンオイルもあります。エクストラバージンオイルを使用する際に産地を確認しておくことで、好みの産地を見つけることができるはずです。
用途で選ぶ
生で食べることで、オリーブ本来の味わいや風味、香りを感じることができるエクストラバージンオイルは、ドレッシングにしたり、パンにつけて食べたりするなどの、非加熱の食べ方がおすすめです。オリーブオイルは熱にも強いオイルですが、エクストラバージンオイルを加熱すると風味が落ちてしまいます。そのため、そのまま食べるならエクストラバージンオイルを、加熱調理に使うならピュアオリーブオイルをと、用途によって使い分けることをおすすめします。
エクストラバージンオイルの使い方
エクストラバージンオイルは生での食用に向いています。健康のために、毎朝や食前にスプーン1杯をそのまま飲む方もいますし、ドレッシングやパンについて食べる方法もおすすめです。また、しょうゆとの相性も良いので、ブレンドしてカルパッチョソースをつくることもできます。
エクストラバージンオイルの保存方法
エクストラバージンオイルを保存する際には、酸素、直射日光、30度を超える暑い場所、5度を下回る寒い場所を避けることが大切です。遮光瓶に入った製品を選び、開封後はしっかりと蓋を閉めて、直射日光のあたらない場所で保管します。その上で、できるだけ早く使い切りましょう。
エクストラバージンオイルのおすすめ8選
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風味が良く、食べやすいエキストラバージンオリーブオイルです。悪玉コレステロールを上昇させにくいオレイン酸を含んでいます。オリーブが持つ本来の香りや風味を感じられるので、野菜や肉類、魚介類など、どんな料理にも適しています。
風味が良く、食べやすいエキストラバージンオリーブオイルです。悪玉コレステロールを上昇させにくいオレイン酸を含んでいます。オリーブが持つ本来の香りや風味を感じられるので、野菜や肉類、魚介類など、どんな料理にも適しています。
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有機JAS認定を受けている、エクストラバージンオイルです。芳醇な香りと深い味わいが特徴で、オリーブオイルの香りを楽しみたい方にもおすすめです。低音圧搾法でつくられています。生のままでも加熱しても使えるので、パスタや炒め物に使ったり、ドレッシングの材料にすることもできます。
有機JAS認定を受けている、エクストラバージンオイルです。芳醇な香りと深い味わいが特徴で、オリーブオイルの香りを楽しみたい方にもおすすめです。低音圧搾法でつくられています。生のままでも加熱しても使えるので、パスタや炒め物に使ったり、ドレッシングの材料にすることもできます。
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東京セントラルトレーディングのエキストラヴァージンオリーブオイルです。100%ポルトガル産の厳選された有機栽培のオリーブからコールドプレス(低温圧搾)されてつくられた、有機JAS認証の一番搾りオイルで、まろやかで風味豊かなテイストが特徴です。科学的処理などは一切していない最高品質の有機オイルでもあります。オーガニックなオリーブオイルがお好きな方におすすめです。
東京セントラルトレーディングのエキストラヴァージンオリーブオイルです。100%ポルトガル産の厳選された有機栽培のオリーブからコールドプレス(低温圧搾)されてつくられた、有機JAS認証の一番搾りオイルで、まろやかで風味豊かなテイストが特徴です。科学的処理などは一切していない最高品質の有機オイルでもあります。オーガニックなオリーブオイルがお好きな方におすすめです。
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ゾットベラのエキストラバージンオリーブオイルです。ゾットペラ社の逸品はイタリアにとどまらず、世界の名だたる国際大会で数々の賞に輝くオリーブオイルです。日本有機栽培認定食品(有機JAS)でもありますので、安心してお使いいただけます。独特なパンチとその後に広がるフルーティな味わいなので、フランスパンやバゲットなどに直接かけてお召し上がり頂くのがおすすめです。
ゾットベラのエキストラバージンオリーブオイルです。ゾットペラ社の逸品はイタリアにとどまらず、世界の名だたる国際大会で数々の賞に輝くオリーブオイルです。日本有機栽培認定食品(有機JAS)でもありますので、安心してお使いいただけます。独特なパンチとその後に広がるフルーティな味わいなので、フランスパンやバゲットなどに直接かけてお召し上がり頂くのがおすすめです。
トザバラス飲むオリーブオイル エキストラバージン ギリシャ産価格情報がありません
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トザバラス飲むオリーブオイル エキストラバージン ギリシャ産
ギリシャ産のエキストラバージンオリーブオイルです。世界が認めるギリシャ産コロネイキを贅沢に使った、低酸度エキストラバージンオリーブオイルなので、クセが無く、様々な料理で素材本来のうま味を引き立ててくれます。パンやサラダ、洋食などはもちろん、醤油や味噌などといった和食の調味料との相性も抜群です。様々な料理に取り入れたい方におすすめです。
ギリシャ産のエキストラバージンオリーブオイルです。世界が認めるギリシャ産コロネイキを贅沢に使った、低酸度エキストラバージンオリーブオイルなので、クセが無く、様々な料理で素材本来のうま味を引き立ててくれます。パンやサラダ、洋食などはもちろん、醤油や味噌などといった和食の調味料との相性も抜群です。様々な料理に取り入れたい方におすすめです。
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イタリアNo.1のオーガニックブランド「アルチェネロ」の有機エキストラ・ヴァージン・オリーブオイルです。オリーブの栽培に適した南イタリアで、大切に育てたオリーブを使用しており、手摘みで丁寧に収穫しています。収穫後24時間以内に加工し、コールドプレス(低温圧搾法)で抽出された厳選されたオリーブオイルです。サラダやパスタなど、様々な料理に使えます。内容量500mlで、普段使いにもおすすめです。
イタリアNo.1のオーガニックブランド「アルチェネロ」の有機エキストラ・ヴァージン・オリーブオイルです。オリーブの栽培に適した南イタリアで、大切に育てたオリーブを使用しており、手摘みで丁寧に収穫しています。収穫後24時間以内に加工し、コールドプレス(低温圧搾法)で抽出された厳選されたオリーブオイルです。サラダやパスタなど、様々な料理に使えます。内容量500mlで、普段使いにもおすすめです。
大塚オリーブファームエクストラヴァージン・オリーブオイル 500ml価格情報がありません
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大塚オリーブファームエクストラヴァージン・オリーブオイル 500ml
レバノン南部の小さな村カファル・キラにある「大塚オリーブファーム」が製造するエクストラヴァージン・オリーブオイルです。昔ながらの有機農法で栽培されたオリーブを秋に一粒ずつ手摘みし、5時間以内に石臼で搾ってつくられています。無濾過で仕上げられているので、ざらついた舌触りと辛さを感じる味わいです。スパイシーな料理との相性が良く、エスニック料理が好きな方におすすめのオリーブオイルです。
レバノン南部の小さな村カファル・キラにある「大塚オリーブファーム」が製造するエクストラヴァージン・オリーブオイルです。昔ながらの有機農法で栽培されたオリーブを秋に一粒ずつ手摘みし、5時間以内に石臼で搾ってつくられています。無濾過で仕上げられているので、ざらついた舌触りと辛さを感じる味わいです。スパイシーな料理との相性が良く、エスニック料理が好きな方におすすめのオリーブオイルです。
マニ ブラウエルエキストラ ヴァージン オリーブオイル 250ml価格情報がありません
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マニ ブラウエルエキストラ ヴァージン オリーブオイル 250ml
ギリシャのオーガニックオリーブ栽培の草分けといわれる「Mani Blauel」のエキストラヴァージン・オリーブオイルです。低温遠心分離による機械的な手法のみを使用し、ギリシャ産のコロネイキ種オリーブからオイルを直接圧搾しています。透明感のある緑金色のオイルで、わずかにフルーティーでスパイシーな味わいです。味に癖がなく料理に使いやすいオリーブオイルをお探しの方におすすめです。
ギリシャのオーガニックオリーブ栽培の草分けといわれる「Mani Blauel」のエキストラヴァージン・オリーブオイルです。低温遠心分離による機械的な手法のみを使用し、ギリシャ産のコロネイキ種オリーブからオイルを直接圧搾しています。透明感のある緑金色のオイルで、わずかにフルーティーでスパイシーな味わいです。味に癖がなく料理に使いやすいオリーブオイルをお探しの方におすすめです。
ほかのオリーブオイルもチェックしよう
今回は、オリーブオイルの中でも特にエクストラバージンオイルについて紹介しました。以下の記事では、今回紹介した商品以外にも、多くのオリーブオイルを紹介しています。ぜひ参考にしてください。